アーカイブ:2018年 3月
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小脳が学習する際、分子レベルでは何が起きているのか――沖縄科学技術大学院大が計算モデル化
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は2018年3月14日、小脳における学習の分子機構の計算モデルを構築したと発表した。これまでに報告されている中で最も複雑な計算モデルだという。 脳における学習とは、ニューロン間の信…詳細を見る -
超イオン化した氷の実験的観測に初成功――惑星内部に熱い氷の存在を示唆
ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)を中心とする研究チームが、天王星や海王星の内部の大半を占めると考えられている、超イオン化した氷を実験室で初めて観察することに成功した。この氷が高いイオン導電性を示すことも確認され…詳細を見る -
アウディ、原油を使わない新合成燃料「e-benzin(e-gasoline)」をエンジンテスト――優れた耐ノッキング性でエンジン圧縮比向上も
独アウディは2018年3月9日(現地時間)、再生可能エネルギーを使って合成燃料「e-benzin(e-gasoline)」を生産し、テストエンジンを使った評価に着手したと発表した。 独Global Bioenerg…詳細を見る -
最小孔開け半径150μm、孔開け加工精度を上げるガラスウエハー製品群「FLEXINITY」をSCHOTTが開発
特殊ガラスメーカー、独SCHOTTは2018年3月13日、集積回路の基板になるガラスウエハーや薄板ガラスに対して、精度の高い孔開け加工を可能にする技術を開発したと発表した。同技術を採用した製品群「FLEXINITY」のサ…詳細を見る -
Aidemy、無料で学べるブロックチェーン講座を開講――Pythonで実装しながら概念を学習
東京大学発のスタートアップ企業であるアイデミーは2018年3月14日、ビットコインにも用いられているブロックチェーン技術の概念からPythonを用いた実装までを学習できる「ブロックチェーン講座(基礎編)」を開始したと発表…詳細を見る -
軽量安価な使い捨てセンサー――カーボンナノチューブとティッシュペーパーを使ったセンサーを開発
ワシントン大学機械工学科准教授のJae-Hyun Chung氏らのグループが2018年2月12日、ティッシュペーパーを利用した、使い捨てのウェアラブルセンサーを開発したと発表した。この研究成果は『Advanced Mat…詳細を見る -
テラビット級の高速動作が1素子で可能な半導体レーザー――九大が超高速「モード選択」光源を開発
九州大学は2018年3月12日、同大学の浜本貴一教授の研究グループが、超高速「モード選択」光源を開発したと発表した。テラビット級の高速動作が1素子で可能な半導体レーザーで、IT機器内の配線速度の飛躍的向上につながるという…詳細を見る -
パワフルだけど卵もつかめるアバターロボット「MELTANT-α」――繊細で力強い手の動きを再現
メルティンMMIは2018年3月12日、生体模倣によって繊細かつ力強い手の動きを再現したアバター(分身)ロボット「MELTANT-α」を開発したと発表した。 同社はこれまで、身体の動作を忠実に解析する「生体信号処理…詳細を見る -
ウエハーレベル品質の太陽電池用Si薄膜を従来の10倍以上の成長速度で作製 東工大と早大
東京工業大学(東工大)は2018年3月12日、早稲田大学と共同で、結晶欠陥密度をシリコン(Si)ウエハーレベルにまで低減した太陽電池用の単結晶Si薄膜の作成に成功したと発表した。 単結晶Si太陽電池は、薄型化するこ…詳細を見る -
ハーバード大、サメの皮膚を研究して航空機の空力性能の大幅向上に成功
ハーバード大学の進化生物学者と技術者のチームは、サウスカロライナ大学と共同でサメの皮膚に関する研究を行い、その構造が航空機などの空力性能を向上させ得ることを解明した。研究論文は2018年2月7日発行の『Journal o…詳細を見る