アーカイブ:2018年 4月
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糸状の編める電池を開発――充電可能で防水性を備え、切ってもまたつなげれば電池に
香港城市大学などがつくる研究グループは2018年3月、充電可能で防水性と柔軟性を兼ね備えた糸状の電池を開発したと発表した。この電池は、切り刻んだ後も機能することを確認できたという。 1次元状のファイバーや糸は、小さ…詳細を見る -
5年後、技術者が不足する分野は?――経産省、理工系人材の需給状況に関するアンケート調査の概要を発表
経済産業省は2018年4月20日、理工系人材の需給状況について、企業、社会人を対象に実施したアンケート調査結果の概要を発表した。産業界が求める人材と大学から輩出される人材の需給ギャップ解消を図る目的で実施された調査で、社…詳細を見る -
平衡状態では量子もつれの分布も普遍的――ブラックホールから電子まで幅広く適用可能な理論 東大
東京大学は2018年4月24日、同大学の研究グループが、量子純粋状態かつ平衡状態になっている時の、量子もつれの空間分布を完全に決定したと発表した。この空間分布は熱力学エントロピーのみによって決まり、物質の種類や平衡状態の…詳細を見る -
-55℃の低温でも動作する64KビットFRAM――極寒地の産業機械に最適 富士通セミコンダクター
富士通セミコンダクターは2018年4月24日、-55℃の低温環境下においても動作が保証される64KビットFRAM(強誘電体メモリー)「MB85RS64TU」を開発し、量産品の提供を始めると発表した。極寒地域での天然ガスや…詳細を見る -
過冷却水の高密度液体と低密度液体、擬2次元空間に閉じ込められた水で存在を発見
東京理科大学や慶應義塾大学などは2018年4月24日、擬2次元空間に閉じ込められた水に、高密度液体と低密度液体の2つの状態が存在することを発見したと発表した。 高密度液体と低密度液体は、どちらも過冷却水と呼ばれる特…詳細を見る -
”TUNA-SAND2”が海底生物の自動サンプリングに成功――海底資源の賦存量調査に活用か
東京大学や九州工業大学を中心とする研究グループは2018年4月24日、自律型海中ロボット「TUNA-SAND2」を開発し、清水沖の自然環境下で全自動による生物サンプリングに成功したと発表した。 これまでにも自律型海…詳細を見る -
3Dプリンター製電気自動車、2019年春ごろに量産へ――価格は約100万円、重量わずか450kg
イタリアの電気自動車メーカーX Electrical Vehicle(XEV)と3Dプリンター向け素材を提供するPolymakerは2018年3月、3Dプリンター製の電気自動車「LSEV」の量産を中国において2019年4…詳細を見る -
量子スピン液体状態における「スピン-格子デカップリング現象」を世界で初めて観測 物質・材料研究機構と東大
物質・材料研究機構は2018年4月23日、東京大学と共同で、量子スピン液体状態において電子スピン系と格子系の総合作用が極めて弱くなり、スピンが格子から孤立する「スピン-格子デカップリング現象」を、世界で初めて観測したと発…詳細を見る -
風力発電所向け新型落雷検出装置を開発――高精度、低コストで設置も容易に 中部大と中部電力
中部大学は2018年4月23日、中部電力と共同で風力発電所向けの新型落雷検出装置を開発したと発表した。 落雷の多い地域では、風力発電の風車に落雷が発生した場合、安全確保のために風車を自動停止させることが義務付けられ…詳細を見る -
川崎重工の「高圧水素減圧弁」、新型燃料電池車メルセデス・ベンツ「GLC F-CELL」に採用
川崎重工は2018年4月23日、独ダイムラー向けの「高圧水素減圧弁」を開発し、同社の新型燃料電池車メルセデス・ベンツ「GLC F-CELL」に採用されたことを発表した。 同製品はダイムラー子会社で自動車用燃料電池お…詳細を見る