カテゴリー:化学・素材系
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私たちの目はどこを見ているのか――マシンビジョンに応用できる視覚中枢の選択の仕組み
我々は、視界に入る多くのものから注視の対象をどうやって選んでいるのか、そのメカニズムの研究がミュンヘン工科大学で行われている。得られた知見は、マシンビジョンなどロボットの実装に活用できる可能性がある。 我々の視界に…詳細を見る -
MIT、太陽光だけで効率的に氷を解かす手法を発表――飛行機や電線の着氷除去に有効
米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、飛行機や電線などに付着する氷を化学薬品や電力を使わないで解かす方法を発表した。研究成果は、2018年8月31日付けの『Science Advances』に「Photot…詳細を見る -
ナノエレクトロニクスの過熱を防ぐ「ナノサンドイッチ法」を開発
ナノエレクトロニクスに用いられる2次元(2D)結晶に生じ易い過熱およびそれに起因する故障のリスクを、シリコン基板と極薄酸化物層でサンドイッチすることにより軽減する手法が考案された。イリノイ大学シカゴ校工学部の研究チームが…詳細を見る -
光渦を照射するだけで螺旋ポリマーファイバーを自己組織的に創成――千葉大が発見
千葉大学は2018年10月5日、光渦を紫外硬化樹脂に照射するだけで「螺旋ポリマーファイバー」を自己組織的に創成できることを発見したと発表した。 光渦という特殊なレーザー光を、金属・半導体・アゾポリマー薄膜などの物質…詳細を見る -
CFRPのプレス加工、5~10分ほどの加熱時間を30~90秒へ短縮する「HDサーモⅡ/CP」を開発
中部電力と豊電子工業は2018年10月9日、東芝機械と協業し、産業用炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の加熱時間を、数分の1程度へと短縮する急速加熱装置「HDサーモⅡ/CP」を開発したと発表した。 CFRPは鉄と…詳細を見る -
理研、パルス電流を用いた超伝導状態の生成・消去に成功――書き換え可能な量子コンピューターへの応用に期待
理化学研究所は2018年10月6日、パルス電流を用いた「超伝導状態」の生成・消去に成功したと発表した。この結果は超伝導制御の新しい原理を実証するもので、新たな超伝導物質の探索や書き換え可能な量子コンピューターの回路素子の…詳細を見る -
古河キャステック、自動車メーカー向けに低圧鋳造機消耗部品『トケナイト製湯口ブッシュ』を発売――アルミ溶湯への鉄分溶出を抑制し長寿命化
古河キャステックは2018年10月5日、低圧鋳造機に使用する消耗部品「トケナイト製湯口ブッシュ」の販売を開始すると発表した。 近年、燃費向上やエコカー開発等を背景に、車両の軽量化に対する要望が強まっている。そのため…詳細を見る -
摩擦発生のメカニズムを分子レベルで解析――低摩擦特性材料の開発に向けた基礎研究
ドイツのカールスルーエ工科大学(KIT)の研究チームが、摩擦を受ける物体の微細構造を解析し、接触面の直下で摩擦の初期段階から微細結晶組織の変化や表面酸化が生じていることを発見した。摩耗に起因するエネルギーや素材の損失を低…詳細を見る -
UCバークレー、天然由来のミネラルを利用して雨水を浄化する技術を発表
カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは、マンガン酸化物でコーティングした砂を利用して雨水から有害物質を除去する方法を発表した。水不足に悩む地域において安全で豊富な水源の確保や、河川の汚染防止につながる。研究成果は、…詳細を見る -
可視光応答型光触媒や人工光合成にも応用可能――GSアライアンス、グラファイト状窒化炭素を合成し商業化
GSアライアンスは2018年10月4日、可視光応答型光触媒や人工光合成にも応用できるグラファイト状窒化炭素(g-C3N4)を合成し、製造販売を可能にしたと発表した。グラファイト状窒化炭素の商業化は世界初としている。 …詳細を見る