カテゴリー:化学・素材系
-
東大物性研が1200テスラの磁場計測に成功――室内で世界最高、固体電子物性研究の“強力な手段”に
東京大学は2018年9月18日、室内で1200テスラの磁場を発生させて、高い信頼性で計測することに成功したと発表した。同大学の物性研究所で導入を進めていた1000テスラ級電磁濃縮超強磁場発生装置を完成させて、磁場の発生に…詳細を見る -
光と熱を利用して可逆的に変形する材料を開発
米コロラド大ボルダー校の研究チームは、光と熱を利用して繰り返し可逆的に変形する液晶エラストマー(LCE)を開発した。製造業、ロボット、生物医学デバイス、人工筋肉など幅広い応用が期待できる技術であり、研究成果は2018年8…詳細を見る -
ビールの麦汁から作ったフィルムが、火星基地を太陽の熱から守る
米コロラド大学ボルダー校のSmalyukh教授らの研究チームは、透明で断熱性の高いエアロゲルをビールの麦汁から作製した。冷暖房効率を高めるために地球上のビルはもちろん、月や火星など昼夜の温度差の大きい環境下の建造物にも利…詳細を見る -
長寿命/高耐熱/高耐圧Oリングを発売へ――世界初、スーパーグロース法で量産された単層カーボンナノチューブ応用製品
産業技術総合研究所と、日本ゼオン・サンアロー・産総研 CNT複合材料研究拠点(以下、TACC)は2018年9月13日、単層カーボンナノチューブ(CNT)含有の耐熱フッ素ゴム(FKM)の開発を発展させ、市販品FKM材料の3…詳細を見る -
「トポロジカル絶縁体」と「普通の絶縁体」の中間の新しい絶縁体を発見 東大など
東京大学は2018年9月12日、米ハーバード大学や米マサチューセッツ工科大学と共同で、トポロジカル絶縁体と普通の絶縁体の中間の新しい絶縁体が存在することを理論的に解明したと発表した。物質のトポロジーを利用した新デバイスの…詳細を見る -
東大、分子1個でできたレバー型スイッチの駆動に成功――より複雑な分子マシンの開発に期待
東京大学は2018年9月11日、1個の分子からできた「レバー型スイッチ」を駆動させることに成功したと発表した。レバー型分子スイッチのメカニズムが解明されたことで、より複雑な分子マシンの開発が期待されるという。 分子…詳細を見る -
湿度で熱伝導率が変わるバイオプロテインフィルム――高機能なスポーツウェアへの応用可能性
米ペンシルベニア州立大学は、イカの吸盤にある環歯(squid ring teeth)に着目した研究を行っている。同大学先端繊維技術研究センター所長で機械・エンジニアリング科学のMelik Demirel教授によれば、この…詳細を見る -
自ららせん状に巻き上がる超分子ポリマー――千葉大とKEKが共同で開発
千葉大学は2018年8月31日、高エネルギー加速器研究機構(KEK)と共同で、自発的にらせん状に巻き上がるポリマーを開発したと発表した。 プラスチックなどに代表される通常のポリマーは、人の生活を支える重要な材料だが…詳細を見る -
皮膚に貼って音楽再生できる――伸縮性の高いナノ膜スピーカーを開発
韓国蔚山科学技術大学(UNIST)の研究チームが、皮膚に貼りつくナノ膜スピーカーを開発した。銀のナノワイヤアレイをポリマーに組み込み、強度と柔軟性を備えた透明な導電性ナノ膜を作成したもので、研究結果は2018年8月3日の…詳細を見る -
京大、再現性よく高い光電変換効率を示すペロブスカイト太陽電池の作製手法を確立
京都大学は2018年9月6日、同大学の研究グループが、溶液の塗布によるスズ系ペロブスカイト半導体膜の作製法の改良に取り組み、均一性が高く高品質な半導体膜を得られる独自の成膜法を開発したと発表した。これにより、再現性がよく…詳細を見る