タグ:Science
-
オンデマンド造形を可能にする高速大型3Dプリンター「HARP」
米イリノイ州のノースウェスタン大学は、大人の体ほどの造形物を数時間で造形できる光造形方式3Dプリンターを開発した。 HARP(High-Area Rapid Printing)と名付けられたこのプリンターは、紫外線…詳細を見る -
ブラックホールによる重力赤方偏移を確認――20年以上にわたる観測でアインシュタインの相対性理論を検証
UCLAを中心とする国際研究チームが、超巨大ブラックホールに最接近した星から出る光を分析することにより、アインシュタインの一般相対性理論から帰結される現象を確認した。ブラックホールの持つ強大な重力場により、光の波長が変化…詳細を見る -
MIT、温度変化で作動する人工筋肉繊維を開発――繊維1本で自重の650倍を牽引
米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、植物の巻きひげにヒントを得て、コイルのような形状で伸び縮みし、耐久性の高い人工繊維を開発した。軽量で応答性も高く、複数本束ねれば「人工筋肉」として、産業用・医療用ロボッ…詳細を見る -
単結晶半導体に匹敵する量子ドットの合成に成功 スタンフォード大
スタンフォード大の研究チームは、高効率の半導体材料として注目が高まっている量子ドットの量子効率を高精度で計測する技術を開発し、既存の単結晶材料と並ぶ性能を持つ材料の合成に成功したことを発表した。研究結果は、2019年3月…詳細を見る -
熱が音波のように伝播する現象「第2音波」をグラファイトで発見
MITの研究チームが、比較的マイルドな低温、120K(-153℃)のグラファイトにおいて、熱が高速で伝導する「第2音波(second sound)」と呼ばれる現象を発見した。熱が通常の拡散ではなく、音波が空気中を伝播する…詳細を見る -
安全で安価な医薬品原料製造方法を開発――リチウムイオンバッテリーの反応がヒント
米スクリプス研究所は、製薬会社ファイザー、ユタ大学、ミネソタ大学、中国アシムケムライフサイエンスと協力して、医薬品製造で必要な化合物を室温、安全、低コストで合成する方法を開発したと発表した。手本としたのは、電気自動車をは…詳細を見る -
環境に応じて体からの放熱量を調節する布地を開発――夏も冬も快適に
メリーランド大学の研究チームは、周囲の環境に応じて放熱と断熱を自動的に調節できる布地をつくり出した。速乾性、保温性など特定の機能に特化した衣類用素材はすでに存在しているが、相反する2つの特性を切り替えられる素材の報告は初…詳細を見る -
ペロブスカイト太陽電池の変換効率が上がる仕組みを解明
ジョージア工科大学をはじめ、UCサンディエゴ校、MITの共同研究チームは、ペロブスカイト太陽電池に添加したアルカリ金属がどのように振舞うか、蛍光X線イメージングを利用した解析結果を発表した。より効率的な組み合わせを見つけ…詳細を見る -
電気を通す絶縁体――超高速電子デバイスを実現する新しい材料構造を発見
米ウィスコンシン-マディソン大学の研究チームは、絶縁体でありながら電気は通すという相反する特性を、相転移によって示す新しい材料を作製した。原子構造の変化を伴わないため、相転移に必要な時間は電気伝導性を担う電子の動きが支配…詳細を見る -
リチウムイオンの数倍高性能――液体電解質を用いたフルオライドイオン電池
ホンダ・リサーチ・インスティチュート、アメリカ航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所、カリフォルニア工科大学、ローレンス・バークレー国立研究所は2018年12月6日、室温で日常的に使用可能なフッ化物イオン電池を作製…詳細を見る