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ハーバード大、「量子スピン液体」と呼ばれる物質の状態を観測
ハーバード大学の研究チームが、「量子スピン液体」と呼ばれる物質状態を観察することに成功した。約半世紀前に予測されていたが、これまで実験的に観察されていなかったものだ。研究チームは、量子シミュレーターを用いて219個の原子…詳細を見る -
道具の使用で構文理解が向上、逆もまた然り――仏INSERMなどが共同研究
類人猿と人間との大きな違いは、人間は高度な道具を使えること、高度な言語が使えることだとよく言われる。フランス国立衛生医学研究所(INSERM)などが2019年の研究で、道具の使用に特に長けていること、構文能力が高いことの…詳細を見る -
脊椎損傷による麻痺を改善する新薬を開発
ノースウェスタン大学の研究チームは、細胞の再生を可能にする新型の薬剤を開発し、脊髄損傷したマウスの麻痺を回復させた。薬剤を1回注射するだけで、4週間後にはほぼ損傷前と同じように歩けるようになったという。研究の詳細は、20…詳細を見る -
3Dプリント積層技術により、チタン合金とステンレス鋼から高性能な新材料を創製
香港城市大学の研究チームが、3Dプリンティング積層造形技術によって、チタン合金に少量のステンレス鋼を分散させ、これまでには無かった斬新なミクロ組織と機械的性質を持つ新材料を創製する手法を考案した。鉄鋼に比べて約40%と軽…詳細を見る -
真珠層にインスパイアされた「割れない」ガラスを開発――ガラスとアクリル樹脂を組み合わせた複合材料
軟体動物の貝殻の内側の層にインスパイアされた、より強くより頑丈なガラスが開発された。この新しい材料は、衝撃を受けても粉々に砕けることがなく、プラスチックのような弾力性があり、将来的には携帯電話の画面の改良などに利用できる…詳細を見る -
二酸化炭素からでんぷんを人工合成するプロセスを開発――農業によるでんぷん生産を置換する
温室効果ガスの削減と食料不足の解消は地球規模の課題だが、中国の科学者達は両方の課題に同時に対処できる新たな処理系を開発、科学ジャーナル『Science』に発表した。 中国科学院(CAS)天津工業生物技術研究所(TI…詳細を見る -
高エネルギー密度で長寿命――UCSD、全固体型リチウムイオン電池を開発
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の研究チームが、マイクロサイズのシリコン粒子で構成される負極と、硫化物系固体電解質を用いたリチウムイオン電池を開発した。充電に伴って負極に高密度化したLi-Si合金粒子が形成さ…詳細を見る -
微生物の代謝を利用――排水から電力を生む「微生物燃料電池」を開発
微生物の代謝機能を利用して排水中の有機物を電力エネルギーに変換する微生物燃料電池(MFC)は、環境維持の観点から発電や排水処理の分野で注目されている。UCLAの研究チームは、微生物燃料電池の電力生産効率を大幅に向上させる…詳細を見る -
スマホ画面が割れても自然に修復――自己修復する透明な有機結晶材料を開発
インド科学教育研究大学(IISER)とインド工科大学(IIT)の研究チームは、独自の内部分子構造を持つ有機結晶材料を合成し、損傷を受けても自律的に修復することを確認した。透明で従来の自己修復材料より硬いこの材料により、将…詳細を見る -
細胞の遺伝子をコーディング――ウイルス耐性を備えた人工細菌の開発に成功
ケンブリッジ大学の研究チームは、遺伝子に組み込んだ指示に従って自然界には存在しない構成要素から人工ポリマーを作る能力を備えた細胞の開発に成功した。生分解性プラスチックや医薬品など新しいポリマーの開発につながる可能性がある…詳細を見る