タグ:Science
-
金属3Dプリンティングで問題となる空孔の発生過程を解明――不安定なキーホールの「崩壊」が原因
米カーネギーメロン大学は、金属積層造形(AM)において完成部品に弱い箇所を作ってしまう小さな気泡が、どのようにして形成され、凝固した金属内に閉じ込められるのかを明らかにした。この成果によって、いずれこの問題を回避するよう…詳細を見る -
脱炭素社会を目指すアメリカの研究者、核融合発電所の独自建設を提案
米国エネルギー省(DOE)の諮問委員会FESACでは2020年12月7日、核融合発電所建設に関するロードマップについて話し合われた。その中で、小委員会の議長でカリフォルニア大学のTroy Carter教授は、2040年代…詳細を見る -
伸縮性センサーで圧力、曲げ、伸びなどを検出し「触覚」をソフトロボットに持たせる――ARやVRへの応用も視野に
米コーネル大学は、低コストのLEDと染料を組み合わせた光ファイバーセンサーを作製し、そのセンサーを用いて圧力、曲げ、ひずみなどの変形を検出できる伸縮性のある「皮膚」を開発した。このセンサーはソフトロボットシステムだけでな…詳細を見る -
軽量で優れた磁性材料を開発――密度はフェライトの1/4
フランスのポールパスカル研究センターとフィンランドのユヴァスキュラ大学の国際研究チームが、有機ラジカルと常磁性金属イオンから合成される金属有機構造体により、極めて軽量で高い保持力を持つ磁性材料を開発した。比較的シンプルな…詳細を見る -
理工系分野には学力に関わらず男子学生を引き付ける何かがある――ニューヨーク大、男女格差に関する調査結果を発表
文部科学省が発表した令和元年度「学校基本調査-結果の概要」によると、大学(大学院含む)における女子学生の割合は、学部、修士課程、博士課程いずれも過去最高を示した。学部在学者に占める女子学生の割合は、理学が27.9%、工学…詳細を見る -
セラミックの超高速高温焼結法を開発――通常の焼結よりも1000倍高速
メリーランド大学の研究チームが、新材料創製のスクリーニングに向けて、セラミック材料の超高速高温焼結方法を発明した。従来の焼結炉を利用した製造方法では数十時間を要するプロセスを、板状カーボン材料の急速抵抗加熱により数秒の処…詳細を見る -
高効率で安定した積層構造のワイドバンドギャップペロブスカイト太陽電池を開発
環境ハザードに耐えることができ、しかも電力変換効率が26.7%という新しいタイプの太陽電池が開発された。韓国科学技術院(KAIST)を中心にした国際研究チームによるもので、研究成果は2020年3月26日、『Science…詳細を見る -
工業用アルデヒドの製造コスト削減――高価なロジウムを使わない触媒技術を開発
ルイジアナ州立大学の研究チームは、従来より低コストで工業用アルデヒドを製造する方法を発表した。以前に触媒として使われていた中性コバルト錯体の代わりに、陽イオン化したコバルト錯体を利用する。現在主流のロジウム触媒の性能にも…詳細を見る -
どちらの結び方が強いのか?――MIT、結び目の安定性を予測する数学モデルを作成
マサチューセッツ工科大学の数学者とエンジニアが、ロープが引っ張られたときに、どのような結び目が安定なのかを予測する数学モデルを作成した。この研究は2020年1月3日、『Science』誌に掲載された。 セーリングや…詳細を見る -
クモの糸に匹敵――強度と靭性を兼ね備えた軽量ポリマー繊維を開発
独バイロイト大学をはじめとする国際研究チームは、ポリアクリロニトリルをベースとし、羽のように軽く、かつ強くて丈夫な繊維を開発したと発表した。繊維1本は人間の髪の毛ほどの細さだが、30gの重量を吊り下げても切れないという。…詳細を見る