アーカイブ:2018年 9月
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1万倍以上高速化、物理化学と機械学習で化学物質の物性値を高精度に予測する手法を開発――産総研
産業技術総合研究所(産総研)は2018年9月19日、東京大学の生産技術研究所と共同で、物理化学の知識と機械学習を組み合わせて、化学物質の分子構造から物性値を高速・高精度に予測する手法を開発したと発表した。理論計算を1万倍…詳細を見る -
無理抜き成形可能なPPSのグレード検証結果、ポリプラスチックスが公開
ポリプラスチックスは2018年9月19日、同社の直鎖型PPS「ジュラファイドPPS」について無理抜き成形が可能なグレードを検証し、検証結果を同社サイトに公開したと発表した。 無理抜き成形とは、製品にアンダーカットが…詳細を見る -
耐衝撃性を約1.5倍に向上、自動車/機械部品にも使えるウッドプラスチックコンポジットを開発
トクラスは2018年9月19日、セルロースナノファイバー(CNF)などを含ませることで、耐衝撃性を従来品から約1.5倍に向上させたウッドプラスチックコンポジット(WPC)を開発したと発表した。2019年1月より、CNF-…詳細を見る -
ピエゾ素子を応用した超高速応答の新型バルブを開発――次世代光選別機のエジェクタに採用 サタケ
サタケは2018年9月18日、ピエゾ素子を応用した超高速応答、長寿命、低電力の新型ピエゾバルブを開発したと発表した。次世代光選別機のエジェクタ(空気噴射装置)に採用することで、選別能力の向上や運転コストの低減などを図る。…詳細を見る -
ナノサイズの単軸回転型分子ベアリングを発見――水素結合をリレーすることで単軸回転
東京大学は2018年9月18日、ナノメートルサイズのボウル状分子が筒状分子の中で単軸回転(1つの軸を中心とした回転)することを発見したと発表した。この「ボウルと筒」からなる分子ベアリングは、「CH-π水素結合」という相互…詳細を見る -
航空機ジェット燃料の直接合成が可能に――富山大学が新しいFT合成用金属担持ゼオライト触媒を開発
富山大学は2018年9月18日、「Fischer-Tropsch(フィッシャー・トロプシュ、以下FT)合成」により、航空機ジェット燃料を直接合成することに成功したと発表した。FT合成とは、合成ガス(一酸化炭素と水素の混合…詳細を見る -
東大物性研が1200テスラの磁場計測に成功――室内で世界最高、固体電子物性研究の“強力な手段”に
東京大学は2018年9月18日、室内で1200テスラの磁場を発生させて、高い信頼性で計測することに成功したと発表した。同大学の物性研究所で導入を進めていた1000テスラ級電磁濃縮超強磁場発生装置を完成させて、磁場の発生に…詳細を見る -
光と熱を利用して可逆的に変形する材料を開発
米コロラド大ボルダー校の研究チームは、光と熱を利用して繰り返し可逆的に変形する液晶エラストマー(LCE)を開発した。製造業、ロボット、生物医学デバイス、人工筋肉など幅広い応用が期待できる技術であり、研究成果は2018年8…詳細を見る -
電通大と慶大、量子操作の原理的限界を与える不等式を導出――量子操作の不確定性関係を発見
電気通信大学と慶應義塾大学は2018年9月14日、量子操作には原理的限界が存在し、その操作を行う装置のエネルギーとの間にトレードオフ関係式が成立することを発見したと発表した。 近年、ナノスケールで動く精巧なデバイス…詳細を見る -
東大とハーバード大、結晶の対称性全230種のトポロジカルな性質を表す指標を発見 ――トポロジカル物質の包括的な新理論を提案
東京大学とハーバード大学は、トポロジカル絶縁体やトポロジカル半金属と呼ばれる物質群を包括的に扱うことができる新理論を発表した。研究成果は、2017年6月30日にNature Communicationsにてオンライン公開…詳細を見る