カテゴリー:技術ニュース
-
人体への安全性が高く、医療分野への応用が期待されるナトリウムイオン電池
中国復旦大学の研究チームは、生理食塩水などを電解質に使用した安全性の高いナトリウムイオン電池を開発し、化学誌『Chem』(Volume 3、Issue 2、2017年8月10日)に発表した。 近年、ウェアラブルデバ…詳細を見る -
東大、量子力学からの熱力学第二法則の導出に成功、「時間の矢」の起源解明へ
東京大学大学院工学系研究科の伊與田英輝助教らのグループは2017年9月6日、マクロ(巨視的)な世界の基本法則で、不可逆な変化に関する熱力学第二法則を、ミクロな世界の基本法則である量子力学から、理論的に導出することに成功し…詳細を見る -
水道管で約20%が失われている――MIT開発の水漏れ検出ロボット、14回のテストで漏れを完全に検知
米マサチューセッツ工科大学(MIT)は2017年7月17日、同大学の研究チーム「PipeGuard」がどんな素材で作られた配管でも水漏れを検出するロボットを開発したと発表した。 同ロボットはバトミントンのシャトルの…詳細を見る -
撥水性、光透過性、柔軟性を兼ね備えた断熱材を開発 キトサン系材料の耐湿性を改善し実現
産業技術総合研究所(産総研)は2017年9月4日、エビやカニの甲殻から得られる天然高分子のキトサンを素材とし、撥水性、光透過性、柔軟性を兼ね備えた超低密度の多孔体(撥水エアロゲル)を開発したと発表した。課題であった水への…詳細を見る -
磁気テープ1本に330TBの非圧縮データを記録可能に――従来比で約20倍、IBMとSonyが共同開発
IBMとSonyは、1平方インチあたり201ギガビットの記録密度を実現する磁気テープ技術を開発したと発表した。1カートリッジ換算で330テラバイト(非圧縮)となり、これは従来比約20倍の容量に相当する。 この超高密…詳細を見る -
京大など、複雑な配管をマッピングしながら走破するヘビ型ロボットを開発
京都大学、早稲田大学、岡山大学、金沢大学の研究グループは2017年9月1日、複雑な配管内を走破し、配管内の状況を正確に提供できるヘビ型ロボットを開発したと発表した。 ヘビ型ロボットは、複雑な環境の検査や点検を目的に…詳細を見る -
阪大、次世代パワー半導体接続技術である銀粒子焼結接合の適用範囲拡大に成功
大阪大学は8月30日、同大学の研究グループが次世代パワー半導体接続技術である銀粒子焼結接合において、低温・無加圧化かつ電極を選ばないダイアタッチに成功したと発表した。加えて銀シート接合技術も開発しており、今後は安価な従来…詳細を見る -
産総研、良質な窒化ガリウム圧電薄膜をRFスパッタ法で作製
産業技術総合研究所(産総研)は2017年8月31日、村田製作所と共同で、単結晶と同等の圧電性能を示す窒化ガリウム(GaN)薄膜を作製する方法を発見したと発表した。今回の作製には低コストで成膜温度の低い「RFスパッタ法」を…詳細を見る -
中性子回折装置を活用――エンジン内部の材料挙動を運転中にリアルタイム調査する手法を開発
米オークリッジ国立研究所(ORNL)の研究チームが、運転中のエンジンに中性子線を照射し、その内部構造の状態をリアルタイムに調査する手法を編み出した。これをアルミニウム-セリウム(Al-Ce)合金で鋳造したシリンダーヘッド…詳細を見る -
3Dプリントの強度を2.75倍に――カーボンナノチューブの特性を生かし積層面を”溶接”
3Dプリンターで製作した部品は、航空宇宙や軍事関連、医療機器に至るまで、幅広い業界で利用されている。 しかし現在のところ、3Dプリント部品には比較的壊れやすいという課題があり、試作品や玩具部品としての利用が主な用途…詳細を見る