カテゴリー:技術ニュース
-
ナノ流体を用いた高効率の石油回収技術を開発――粘度の高い重質油も回収できる
ヒューストン大学の研究者チームは、安価で毒性のないナノ流体を用いて、貯留層から粘度の高い重質油でも効率的に回収できる方法を実証した。家庭用ミキサーを用いて市販のナトリウムから作製したナノ流体は、40万cP(センチポアズ)…詳細を見る -
エアバス、水素燃料を用いるゼロエミッション航空機のコンセプトモデルを発表――2035年までの実用化を目指す
エアバスは、2020年9月21日、水素を燃料とする世界初のゼロエミッション民間航空機のコンセプトモデルを3種類発表した。同社は、航空機業界全体の脱炭素化を先導しようとしており、2035年までにゼロエミッション航空機の就航…詳細を見る -
風力を利用する大型自動車運搬船「Oceanbird」――海上輸送をもっとクリーンに
スウェーデンのコンソーシアムが2020年9月、自動車運搬用の巨大帆船「Oceanbird」を発表した。最大積載台数は7000台で、風力を利用して大西洋を12日間かけて横断する。 Oceanbirdは、海運事業からの…詳細を見る -
生体適合性ポリマーを用いた柔軟で移植可能な超小型光学デバイスを開発
米カーネギーメロン大学は、柔軟で生体適合性を持ち移植可能な集積フォトニクスプラットフォームを開発したと発表した。この新しい光学技術分野は、プラットフォームに用いたポリマーであるパリレンCから「パリレンフォトニクス」と名付…詳細を見る -
計算機と切削加工機で木工接合部「継手・仕口」を設計/製作するシステムを開発 東大
東京大学は2020年10月22日、木工接合部(継手・仕口)の設計/製作のためのインタラクティブシステムを開発したと発表した。カスタムメイドの木工接合部のデザイン/製作を、計算機と切削加工機によって容易にしたという。 …詳細を見る -
トラック向けディーゼルエンジンの熱効率50%を達成 BoschとWeichai Power
独自動車部品大手Boschと中国のエンジンメーカーWeichai Powerは2020年9月16日、大型商用車用ディーゼルエンジンで熱効率50%を達成したと発表した。 Boschによれば、現在のトラック用エンジンの…詳細を見る -
ABB、産業向けの自動化ソリューションとして次世代ロボットを発表
スイスに本社を置く産業用ロボットメーカーABBは、2020年9月15~19日に上海で開催された「中国国際工業博覧会(CIIF)」において、製造、医療現場のインテリジェント化を促進するソリューションのひとつとして、新型ロボ…詳細を見る -
コンピュータを宇宙線から守れ――MIT、環境放射線が量子コンピュータの発展を妨げると発表
米MITの研究チームは、宇宙線や身の回りに存在する環境放射線が量子コンピュータの性能に影響すると発表した。量子コンピュータにまつわる研究は飛躍的に発展しているが、地下にコンピュータを置くなど、何らかの放射線対策をしないと…詳細を見る -
人間の皮膚のように痛みに反応する電子皮膚を開発
豪RMIT大学の研究チームは、本物の皮膚のように痛みに反応する人工皮膚を開発した。人体のフィードバック反応を模倣しており、圧力や熱さ、冷たさが、痛みの閾値に達すると神経信号が脳に伝わるのと同じ速さで感覚に反応できる。研究…詳細を見る -
柿渋をヒントに、さまざまな材料に使用できる多機能接着材料を開発――防水/防錆剤や分散剤、フォトレジストなどに適用可 NIMSと日油
物質・材料研究機構(NIMS)および日油は2020年10月20日、天然塗料の柿渋にヒントを得て、金属やセラミックス、有機材料などさまざまな材料に接着して防錆などの機能を付加できる高分子を開発し、サンプル出荷を開始したと発…詳細を見る