タグ:学術
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小さい粒子をブロックして大きい粒子を通す――通常と逆に機能する液体フィルターを開発
米ペンシルベニア州立大学の研究チームは、小さい粒子を通さず大きな粒子を通し、生物の細胞膜のような構造を持つ自己修復可能な液体ベースの膜を開発した。排水処理や医療分野における利用が見込まれるもので、研究成果は2018年8月…詳細を見る -
1μmオーダーの空間分解能をもつ高感度精密温度計を開発
ロシアとドイツの共同研究チームは、1μmオーダーの局所領域の温度測定が可能なデバイスを開発した。従来のダイヤモンド材の代わりにシリコンカーバイド(炭化ケイ素)結晶を用い、測定精度も高いため、マイクロデバイスにおける熱放散…詳細を見る -
ウィーデマン・フランツの法則に従わない不思議な現象を観測
スイスのチューリッヒ工科大学の研究チームは、一般的な金属において熱と電気の伝導率の関係を示すウィーデマン・フランツの法則が、強い相互作用のあるフェルミオン系では当てはまらず、不思議な振る舞いをしていると発表した。研究成果…詳細を見る -
ビールの麦汁から作ったフィルムが、火星基地を太陽の熱から守る
米コロラド大学ボルダー校のSmalyukh教授らの研究チームは、透明で断熱性の高いエアロゲルをビールの麦汁から作製した。冷暖房効率を高めるために地球上のビルはもちろん、月や火星など昼夜の温度差の大きい環境下の建造物にも利…詳細を見る -
本物のクモのような小型ロボットも――ハーバード大などがソフトロボット製作技術を開発
ハーバード大学とボストン大学の共同研究チームが、ミクロン単位の微細構造を持ち、サイズが数ミリ程度の超小型ソフトロボットを製作する技術を開発した。この技術の可能性を実証するため、オーストラリアに生息する孔雀クモをモデルに、…詳細を見る -
目に見えない微細破壊も検出できる――新しい3Dプリンティング技術で「スマートな機械部品」の作成に成功
ユナイテッド・テクノロジー社研究センター(UTRC)とコネチカット大学(UConn)の共同研究チームが、新しい3Dプリンティング技術を用いて、破損や摩耗を自己検知できるスマート機械部品の作製に成功した。半凝固状の金属イン…詳細を見る -
ハーバード大、電力グリッド向けに新しい液体電池を開発
ハーバード大学の研究チームが、安価で安全なキノン系有機分子を用いた新しいレドックス・フロー電池(RFB:Redox Flow Battery)を開発した。現在RFBとして実用化されているバナジウム系よりも長時間の充放電サ…詳細を見る -
UCLAなど、3Dプリンタを使って光の速度で認識するディープニューラルネットワークを作成
カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームは、3Dプリンタと光の回折を利用したディープニューラルネットワークを開発した。医療技術、ロボット工学、セキュリティなどの分野でデータ、画像を高速に分類できる。研究成果は2018…詳細を見る -
ケンブリッジ大、ハイレート型リチウムイオンバッテリー用の新電極材料を開発
英国ケンブリッジ大学の研究チームが、従来よりも急速充放電が可能なハイレート型リチウムイオンバッテリーを実現する新材料を発表した。ニオブ・タングステン酸化物を電極に使用し、リチウムイオンが一般的な材料よりも速い速度で移動す…詳細を見る -
UCLA、SiCの3倍以上の熱伝導率を持つ半導体材料を開発
カリフォルニア大学ロサンゼルス校のYongjie Hu助教授らの研究チームは、従来の3倍以上の熱伝導率を持つ新しい半導体材料を開発した。電子デバイスや光デバイスの性能やエネルギー効率の改善につながる可能性がある。研究結果…詳細を見る