タグ:学術
-
太陽エネルギーの93%を利用して海水から飲料水を製造する装置を開発
カナダのウォータールー大学は9月11日、同大学と香港理工大学の共同研究チームが、太陽エネルギーの93%を利用して海水から飲料水を製造する装置を開発したと発表した。 海水淡水化は、世界の人口と水消費量の急速な増加によ…詳細を見る -
折り曲げても半分に切断しても動き続けるリチウム硫黄電池――より安全で安定したサイクル寿命の新しい電池設計
中国の電子科技大学を中心とする研究チームは、既存の充電式電池の安定性と安全性を向上させるため、改良型硫化鉄カソードを採用したリチウム硫黄(Li-S)電池を設計した。あるプロトタイプは充放電サイクル300回以上でも高い安定…詳細を見る -
化学燃料で回転する超分子モーターを開発
ミュンヘン工科大学の研究チームは、化学燃料で回転運動を生み出す超分子レベルの人工モーターを開発した。特殊な分子で構成された、小さなリボン状のモーターで、エネルギーが加えられるとリボンがらせん状に丸まり、小さなチューブ状に…詳細を見る -
ガラス上で稼働し、美観を損ねない透明な太陽電池――接続部や配線の問題を克服
韓国の蔚山科学技術大学校(UNIST)の研究チームは2024年9月11日、透明な太陽電池を使用して建物や自動車の窓、モバイル機器の画面などのガラス上で発電する技術を発表した。 透明な太陽電池(TSCs:Transp…詳細を見る -
電気を使わない高効率な放射冷却装置を開発――温度に応じて冷却能力を動的に変化
北京理工大学の研究チームが、周囲の温度に応じて冷却能力が動的に変化する放射冷却装置を開発した。熱を直接空間に放出する放射冷却材料が用いられており、電気など追加のエネルギーを必要としない。 世界的な気候変動とエネルギ…詳細を見る -
微生物が二酸化炭素などからタンパク質と葉酸を生成――約6gで1日分の葉酸摂取量に
独テュービンゲン大学などの研究チームが、微生物を利用して二酸化炭素、酸素、水素からタンパク質とビタミンB9(葉酸)を同時に生成する技術を開発した。生成物は、栄養価の高い代替タンパク質源として利用でき、増加する世界人口を養…詳細を見る -
鉄の海洋散布により二酸化炭素を除去する「海洋鉄肥沃化」技術
気候変動への対策として、温室効果ガスの排出削減に取り組むだけでなく、すでに大気中に放出された二酸化炭素を除去する必要がある。海洋の炭素貯蔵能力は非常に高く、大気の50倍以上、陸上植物と土壌の合計の15~20倍に達するとい…詳細を見る -
UAEの研究者らが、船やフェリーの動力源「空気作動式プロペラ」を開発
アラブ首長国連邦(UAE)のシャルジャ大学の研究チームは、2024年9月9日、既存の電気やディーゼルエンジンに代わる「空気作動式プロペラ」機構を、船舶やフェリーの駆動システムとして設計したと発表した。 研究チームに…詳細を見る -
わずか2層の炭素原子から成る極薄リチウムイオン電池アノードのエネルギー貯蔵メカニズムを解明
英マンチェスター大学は2024年9月6日、同大学の研究チームがわずか2層の炭素原子で構成されたリチウムイオン電池アノードにおけるリチウムイオンの挙動を観察し、そのエネルギー貯蔵メカニズムを明らかにしたと発表した。この発見…詳細を見る -
不織布の袋でセルを包み、EVバッテリーの性能を高める技術
ドイツのFreudenberg Sealing Technologiesは、電気自動車の性能向上に寄与するために、安全性、寿命、設計の柔軟性に優れたバッテリーを開発している。最新のソリューションは、革新的なセルエンベロー…詳細を見る