タグ:カーボンナノチューブ
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環境に応じて体からの放熱量を調節する布地を開発――夏も冬も快適に
メリーランド大学の研究チームは、周囲の環境に応じて放熱と断熱を自動的に調節できる布地をつくり出した。速乾性、保温性など特定の機能に特化した衣類用素材はすでに存在しているが、相反する2つの特性を切り替えられる素材の報告は初…詳細を見る -
カーボンナノチューブ世界市場、2023年にかけて年平均12.8%成長――出荷量約4000トンに拡大 矢野経済研究所調査
矢野経済研究所は2019年2月8日、同社が実施した2018年のカーボンナノチューブ(CNT)世界市場調査の結果に基づき、同年における市場規模の成長の見込みや単層CNT/多層CNT別の市場動向のほか、2023年にかけての市…詳細を見る -
ナノサイズの単軸回転型分子ベアリングを発見――水素結合をリレーすることで単軸回転
東京大学は2018年9月18日、ナノメートルサイズのボウル状分子が筒状分子の中で単軸回転(1つの軸を中心とした回転)することを発見したと発表した。この「ボウルと筒」からなる分子ベアリングは、「CH-π水素結合」という相互…詳細を見る -
九工大ら、ナノ材料で脳機能の一部を再現――カーボンナノチューブと分子の乱雑ネットワークが神経様スパイク発火を可能に
九州工業大学は2018年7月12日、大阪大学と共同でカーボンナノチューブとポリオキソメタレート分子の高密度ネットワークデバイスを作製し、神経細胞(ニューロン)のスパイク発火に似た、インパルス状の信号を発生させることに成功…詳細を見る -
指先につけるだけで非破壊検査が可能に――カーボンナノチューブ膜によるテラヘルツ検査チップを開発
東京工業大学、理化学研究所、産業技術総合研究所(産総研)らは2018年6月28日、カーボンナノチューブ膜を材料としたウェアラブルなテラヘルツ検査デバイスを開発したと発表した。大規模な測定系を必要とせずに、指先につけるだけ…詳細を見る -
ナノサイズの分子ベアリングでは、ほぼ摩擦のない回転運動が可能であることを発見 東大
東京大学は2018年5月15日、ナノサイズの分子のベアリング(軸受)においては、ほとんど摩擦のない回転運動(慣性回転)が可能であることを発見したと発表した。回転速度の測定は固体試料で行われ、固体内での束縛があるのに加えて…詳細を見る -
豊橋技科大、カーボンナノチューブの内部孔に赤リンを詰めたリチウムイオン電池電極を開発――現行の電極に比べ電池容量が2倍
豊橋技術科学大学は2018年5月11日、側壁に孔を開けたカーボンナノチューブ(CNT)の中空孔に赤リンを詰め込んだ高容量リチウムイオン電池(LIB)電極を開発したと発表した。その電池容量は、現行のLIB電極材料のグラファ…詳細を見る -
逆時空間での光と電子の接触、反発を観測――量子コンピューターのノイズ問題解消に道 阪大
大阪大学は2018年5月1日、カーボンナノチューブを綺麗に敷き詰めて光を鏡で閉じ込めることで、逆時空間における光と電子の接触や反発を観測したと発表した。この観測を発展させることで、ノイズの影響を受けない光の粒を制御する技…詳細を見る -
糸状の編める電池を開発――充電可能で防水性を備え、切ってもまたつなげれば電池に
香港城市大学などがつくる研究グループは2018年3月、充電可能で防水性と柔軟性を兼ね備えた糸状の電池を開発したと発表した。この電池は、切り刻んだ後も機能することを確認できたという。 1次元状のファイバーや糸は、小さ…詳細を見る -
太陽光と光触媒によるCO2フリー水素製造法の鍵技術となるか――岡山大ら、カーボンナノチューブを有機色素で染めて使う新しい光触媒技術を開発
岡山大学は3月22日、同大学と山口大学の共同研究グループが、カーボンナノチューブの内部空間に色素分子を封じ込めることで、光照射下において色素増感水分解反応による水素製造が可能になることを世界で初めて確認したと発表した。 …詳細を見る