アーカイブ:2017年 2月
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積水化学工業、熱可塑型CFRPの連続異型成形技術を確立 大型・長尺品の生産が容易に
積水化学工業は2017年2月27日、熱可塑型CFRP(炭素繊維複合材料)の連続異型成形技術を世界で初めて確立したと発表した。従来の一般的なCFRP生産プロセスと比較して、生産性を大きく高められ、大型・長尺品の生産を容易化…詳細を見る -
理研、殺菌用の深紫外LEDの効率を従来比約5倍に向上 低圧水銀ランプに迫る高効率
理化学研究所(理研)は2017年2月27日、殺菌用の深紫外LED(発光ダイオード)を従来の約5倍、高効率化することに成功したと発表した。理研が今回開発した深紫外LEDは、現在殺菌灯として用いられている低圧水銀ランプに匹敵…詳細を見る -
産総研、不揮発性磁気メモリのためのMRAM高性能参照層を開発 スペーサー層にイリジウムを採用
産業技術総合研究所(産総研)は2017年2月27日、次世代の不揮発性メモリである磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)の参照層に、イリジウムを用いたスペーサー層を用いて、大容量MRAMに求められる性能を達成したと発表した…詳細を見る -
人工の葉が風に吹かれると電力発生——樹木を模倣した形状の風力発電デバイス
アイオワ州立大学の研究チームが、綿花の枝葉を模倣した風力発電デバイスのプロトタイプを作製した。このデバイスは、人工の葉が風に吹かれたときに生じるピエゾ圧電効果で発電する仕組みだ。風力タービンを代替するほどではないが、家電…詳細を見る -
東大など、レーザー光の偏光の制御で電子のスピンを自在に操作できることを実証
東京大学とお茶の水女子大学は2017年2月24日、レーザー光の偏光の制御によって電子のスピンの向きを自在に操作できることを実証したと発表した。研究成果はスピン偏極電子源の設計・開発をはじめ、スピントロニクスや量子コンピュ…詳細を見る -
磁場が超伝導を強化する——東北大、従来と異なる超伝導発現メカニズムを解明
東北大学金属材料研究所は2017年2月21日、ウラン化合物強磁性体(UCoGe)の超伝導発現メカニズムを解明したと発表した。極限環境下で物性実験を実施し、UCoGeでは磁場によって超伝導が強化されることを明らかにしたとい…詳細を見る -
赤外線を電気エネルギーに——ポーラロン励起を利用する新原理のペロブスカイト太陽電池
ヘルムホルツ協会ドイツ電子シンクロトン(DESY)に集まった研究チームが、赤外領域の光を電気エネルギーに変換する新型ペロブスカイト太陽電池の基本原理を見出した。実用化への課題はいまだ残っているが、研究がさらに進展すれば、…詳細を見る -
ナノインプリント用マスクの複製装置誕生、半導体デバイス製造コストの削減へ
キヤノンは2017年2月23日、ナノインプリント用マスクを低コストで複製するマスクレプリカ製造装置「FPA-1100NR2」を製品化し、ナノインプリント用マスクのリーディングサプライヤーであるDNP(大日本印刷)グループ…詳細を見る -
産総研、活性汚泥による水処理膜の閉塞を解析
産業技術総合研究所(産総研)は2017年2月23日、共焦点反射顕微鏡法を用いたバイオフィルムの非破壊での観察技術と、次世代シークエンサーを用いた微生物の大規模同定技術を組み合わせ、水処理膜が閉塞する原因を解析したと発表し…詳細を見る -
千葉大学、低コストの太陽電池実現につながる分子の自己組織化制御の仕組みを解明
千葉大学大学院工学研究科の矢貝史樹 准教授を中心とした研究チームは、分子の自己組織化を制御する仕組みを解明した。太陽電池などの有機デバイスを新たな仕組みで構築し、低コスト化・大面積化するうえでの指針となるものだという。 …詳細を見る