カテゴリー:技術ニュース
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芝浦工大、柔軟な有機樹脂上に安価な銅で配線形成に成功――大気中でレーザー照射するだけ、低コスト化に貢献
芝浦工業大学は2018年10月17日、大気中で銅錯体膜へレーザー照射することで、有機樹脂上で簡単に銅配線を形成できる技術を開発したと発表した。 レーザー照射で配線形成する場合、一定以上のエネルギー量が必要になる。そ…詳細を見る -
大阪大学など、有機半導体の高性能化につながる含フッ素アクセプターユニットを開発
大阪大学は2018年10月17日、石原産業や独マックスプランク高分子研究所と共同で、フッ素原子を導入した新たなアクセプターユニットの開発に成功したと発表した。 アクセプターユニットは、高性能の有機半導体材料を開発す…詳細を見る -
NTT、従来の10倍の速度でPAM4信号を生成できるICを開発――独自のDACアーキテクチャーと波形高品質化技術を適用
日本電信電話(NTT)は2018年10月16日、高速動作に適したDAC(Digital to Analog Converter:デジタル信号処理回路から信号を出力する際、デジタル信号をアナログ信号に変換する回路)アーキテ…詳細を見る -
力触覚を得ながら油圧駆動の建設重機を操縦可能に――リアルハプティクス用システムを共同開発
大林組と慶應義塾大学は2018年10月16日、力触覚を再現する技術「リアルハプティクス」を、油圧駆動の建設重機に組み込むためのシステムを共同開発したと発表した。 リアルハプティクスは、現実の物体や周辺環境との接触情…詳細を見る -
ナトリウムイオン電池の実用化を目指す――粉末ナトリウムを添加して充放電性能を改良
ナトリウムイオン電池の高容量化へ 米パデュー大学の研究チームは、ナトリウムイオン電池の特性を維持する技術を開発したと発表した。ナトリウム粉末を作成し電極にあらかじめ添加することで、より安定で高容量の電池の製造が期待でき…詳細を見る -
Fe-Ga単結晶の大型化と板状成形の低コスト化に成功――振動発電デバイスの実用化に筋道 東北大など
東北大学は2018年10月15日、金沢大学、福田結晶技術研究所と共同で、Fe-Ga単結晶の大型化と低コストで板状成形する技術の開発に成功したと発表した。 現在、IoT用の無線通信モジュールには、寿命があるボタン電池…詳細を見る -
滑車状ポリロタキサンを架橋剤に利用――名大と東大、力学的に丈夫で透明なエラストマー調製に成功
名古屋大学と東京大学は2018年10月13日、滑車状の分子を架橋剤に利用することで、力学的に丈夫で光学的に透明なエラストマーを調製することに成功したと発表した。 エラストマーは、柔軟に変形し、さらには元に戻るという…詳細を見る -
OIST、原子間のカイラル力の計算方法を発見――高精度な量子センサーの開発に貢献
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は2018年10月12日、原子間のカイラル力を計算する方法を発見したと発表した。同発見は、微小な測定量を非常に高い精度で測定できる量子センサーの構築に重要だという。 原子は、原子核…詳細を見る -
Boeing、世界最大級の新型双発ジェット機「777X」の試験機を公開
米Boeingは2018年9月5日、世界最大級の新型双発ジェット機「777X」の試験機をワシントン州のエバレット工場で公開した。今回はエンジンを搭載せず、翼や胴体の強度検証を行う静的試験用の機体だ。今後テストを重ね、20…詳細を見る -
私たちの目はどこを見ているのか――マシンビジョンに応用できる視覚中枢の選択の仕組み
我々は、視界に入る多くのものから注視の対象をどうやって選んでいるのか、そのメカニズムの研究がミュンヘン工科大学で行われている。得られた知見は、マシンビジョンなどロボットの実装に活用できる可能性がある。 我々の視界に…詳細を見る