カテゴリー:技術ニュース
-
ダ・ヴィンチのスケッチは正しかった? 量子乱流のユニークな構造を発見
大阪市立大学と慶應義塾大学は2018年4月10日、極低温状態で発生する量子乱流の発達に伴い、常流体の速度分布が大きく変形することを発見したと発表した。 乱流の発生メカニズムや特徴について、理学や工学などの分野で数多…詳細を見る -
物理学の未解決問題を解くカギになるかーー偏光した電磁場が電子に与える影響、OISTが実験で確認
沖縄科学技術大学院大学(OIST)は2018年4月10日、二次元平面上の電流を測定し、さらにマイクロ波の偏光を変化させることで偏光が電子の動きに影響を及ぼすことを示したと発表した。今回の発見が「偏光した電磁波の影響を受け…詳細を見る -
GSアライアンスが量子ドットをポリエチレン樹脂に混合ーー樹脂複合体を世界で初めて産業化
GSアライアンスは2018年4月10日、ペロブスカイト型量子ドットをポリエチレン樹脂に混合して、量子ドット樹脂複合体(マスターバッチ)を作成したと発表した。産業化としては世界初だという。量子ドットは基本的に溶液中に分散し…詳細を見る -
摂取した食品を常時監視できる――歯に貼れるパッシブRFセンサーを開発
タフツ大学工学部の研究チームが、歯に直接装着して、糖分や塩分、アルコールの摂取量等の情報を送信できる小型センサーを開発した。将来的には、栄養分や化学成分、生理的状態など広範囲なデータが取得できると期待されている。研究成果…詳細を見る -
安定性が大幅に向上――ペロブスカイト太陽電池向け新素材開発 東大
科学技術振興機構は2018年4月9日、東京大学の研究グループが、安定性を大幅に向上させたペロブスカイト太陽電池向け新素材を開発したと発表した。 ペロブスカイト太陽電池は、印刷で作製できるため製造コストの大幅削減が可…詳細を見る -
片面2層配線構造のメタルメッシュフィルムを開発――フレキシブルタッチパネルの機能向上に貢献
TANAKAホールディングスは2018年4月9日、同社の事業会社田中貴金属工業が、片面2層配線構造のタッチセンサー用メタルメッシュフィルムを開発したと発表した。スマートフォンのタッチパネルなどの用途で、高画質化、薄型化、…詳細を見る -
NTTと東北大、フォノニック結晶を用いて信号波形の圧縮に成功――超音波振動で信号増幅を実現
NTTと東北大学は2018年4月6日、超音波振動の「流れ」を操ることができるフォノニック結晶を用いて波形圧縮による信号の増幅動作を実証したと発表した。 MEMS(マイクロ電気機械システム)は、数ミリメートルから数マ…詳細を見る -
JAXAとNEC、商用通信衛星向けコマンド受信機を共同開発――電波干渉や電波妨害に強いスペクトラム拡散通信方式を採用
NECと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2018年4月6日、スペクトラム拡散通信方式を採用した通信衛星向けコマンド受信機を共同で開発したと発表した。 人工衛星は、地上から人工衛星に向けてコマンド信号を送信してコン…詳細を見る -
3Dプリンターを使ったGEの新型ターボプロップエンジン「Catalyst」
GEは、これまでPlatt & Whitneyの独壇場だった小型ターボプロップエンジン市場に参入し、2020年のサービスインを目標にTextron Aviationの新型ビジネス機「Cessna Denali」に…詳細を見る -
燃料電池を高性能化する新触媒技術を開発――SOFC搭載FCVの実用化も視野に
ジョージア工科大学の研究チームが、固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)の空気極において、酸素分子の還元を促進する新触媒コーティング技術を考案した。コーティングされた電極中では、酸化…詳細を見る