カテゴリー:技術ニュース
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ナノシートを光で操作し、配列を制御することに成功――工業、医療などへの応用に期待 山口大など
山口大学、九州工業大学、東京農工大学による研究グループは2018年4月16日、ニオブ酸ナノシートの光操作に成功したと発表した。光によりナノシートを動かした初めての例であるとともに、ナノシートの位置や向きを自在に制御できた…詳細を見る -
ESA、大気吸込型イオンエンジンの実験に成功――低軌道衛星の長期運用に期待
欧州宇宙機関(ESA)が2018年3月5日、大気の空気分子を推進剤に使う大気吸込型イオンエンジンの実験に成功したと発表した。現在実用化されているイオンエンジンとは異なり、大気から空気分子を取り込んで推進剤とするため、低軌…詳細を見る -
真空の謎に迫る精密実験始動――理研らがパイ中間子原子の大量生成に成功
理化学研究所(理研)は2018年4月13日、奈良女子大学や鳥取大学らと共同で、「パイ中間子原子」を、従来の数十倍の時間効率で大量生成することに成功したと発表した。パイ中間子原子の精密測定は、宇宙創生直後における「真空」の…詳細を見る -
ソフトバンクとNIMS、「NIMS-SoftBank先端技術開発センター」の設置を発表――次世代の革新的電池「リチウム空気電池」の実用化に向けて連携
ソフトバンクと物質・材料研究機構(NIMS)は2018年4月11日、「NIMS-SoftBank先端技術開発センター」の設置に関する覚書を締結したと発表した。共同研究の第一弾として、次世代の革新的電池であるリチウム空気電…詳細を見る -
砂漠の大気から水を取り出すデバイス、MITが実証実験開始
マサチューセッツ工科大学(MIT)は2018年3月22日に、金属有機構造体MOF(Metal-0raganic Framework)を活用し、太陽光のみで作動する造水装置の実証実験を砂漠地域で実施したと発表した。この研究…詳細を見る -
UCバークレー、酵素を使って化学汚染物質を吸着・分解するマットを開発
カリフォルニア大学バークレー校の科学者らは、有毒な化学物質を吸収・分解する酵素を含んだマットを開発した。これまで生体内でしか機能しなかったタンパク質を人工的な環境内で活性に保ち、その効力を利用できる画期的な発見だ。研究成…詳細を見る -
押しボタンの奥深い世界――押下の正確性を向上するシミュレーションを開発
フィンランドのアールト大学と韓国科学技術院KAISTの共同研究チームが、正確性や信頼性、操作性等に優れたボタンの設計を目標にしたシミュレーション技術を開発した。研究成果は、2018年4月21~26日にモントリオールで開催…詳細を見る -
世界需要の数百年分に相当するレアアースを南鳥島周辺海域で発見――レアアース濃集鉱物を効率よく回収する技術も確立
早稲田大学、東京大学の研究チームは2018年4月12日、千葉工業大学、海洋研究開発機構、東亜建設工業、太平洋セメント、東京工業大学、神戸大学と共同で、東京都の小笠原諸島・南鳥島周辺海域に世界需要の数百年分に相当する莫大な…詳細を見る -
フロー型マイクロ波合成装置で有機材料の高効率合成が可能に――産総研など、低極性溶媒でも加熱高温化を可能とした連続合成装置を開発
産業技術総合研究所(産総研)は2018年4月12日、サイダ・FDSと共同で、以前より両者で共同開発してきたフロー型のマイクロ波加熱装置を改良し、トルエンやキシレンなどの低極性溶媒でも加熱高温化を可能とした連続合成装置を開…詳細を見る -
グラフェンナノフレークに特殊な量子干渉を発見――スピントロニクスデバイスへの応用も
イタリアのScuola Internazionale Superiore di Studi Avanzati(SISSA)のMassimo Capone研究員らの研究グループは、六角形のナノ構造を持つグラフェンフレーク(…詳細を見る