カテゴリー:電気・電子系
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放物線のトリックを使い、磁気で記憶するメモリデバイスを考案
ドイツのヘルムホルツ協会のドレスデン-ローゼンドルフ研究所とベルリン研究所の研究チームが、軟磁性金属パーマロイを用いた放物線形状の薄膜を活用し、明確な磁気ヒステリシスを示す磁気デバイスを考案した。可逆的に磁化反転する磁区…詳細を見る -
均一で結晶性が高い蛍光性炭素量子ドットの合成に成功――植物の種を加熱分解するだけ
横浜市立大学は2019年10月1日、東洋大学との共同研究の結果、天然物である植物の種を加熱分解処理するだけで蛍光性炭素量子ドット(CQD)の合成に成功したと発表した。 合成方法は、植物の種を500℃で3時間加熱分解…詳細を見る -
伸縮・折曲できる振動発電素子を実現――NIMSと産総研、静電気を貯める液体を開発
物質・材料研究機構(NIMS)は2019年9月30日、産業技術総合研究所と共同で、静電気を半永久的に貯められる液状のエレクトレット材料を開発したと発表した。 エレクトレット材料は、電極との距離の変化で電圧を発生でき…詳細を見る -
ゲーミングやウェアラブルを革新する――グラフェンリボンを使った世界最小の加速度計
スマートフォンに使われる加速度計は、一般的にMEMS(微小電気機械システム)技術で作られているが、スウェーデン王立工科大学(KTH)は、ドイツのアーヘン工科大学と共同で、MEMSより2桁小さいNEMS(ナノ電気機械システ…詳細を見る -
携帯基地局のマイクロ波を電力変換、対象エリアを10倍以上に広げる高感度ダイオードを富士通らが開発
富士通と首都大学東京は2019年9月24日、微弱なマイクロ波を電力に変換する高感度なナノワイヤバックワードダイオードを開発したと発表した。一般的に電力変換に用いられるショットキーバリアダイオードと比べ、約11倍の感度を持…詳細を見る -
発電細菌を使った微生物燃料電池システムを共同開発――電源として、CO2センサーの駆動に成功
農研機構と旭化成エレクトロニクスは2019年9月24日、微生物燃料電池(MFC:Microbial Fuel Cell)と、MFCが発電した電力を効率的に回収するエナジーハーベスタを組み合わせたMFCシステムを共同開発し…詳細を見る -
室温動作スピントロニクス素子を用いて量子アニーリングマシンの機能を実現――情報処理技術の新たな展開に期待 東北大
東北大学は2019年9月19日、米パデュー大学と共同で、量子ビット(Quantum bit:qビット)と似た機能を有する新概念スピントロニクス素子を開発し、それを用いて量子アニーリングマシンを模倣したシステムを構築し、室…詳細を見る -
竹のコーンを使った弦楽器専用スピーカーを発売――竹の高剛性・高内部損失を活かし、弦を弾くリアルな音まで再現 チヨダ工業
チヨダ工業が2019年9月13日、竹のスピーカーコーンを使用したスピーカー「Vuillaume hommage」を開発し、本格的に発売を開始したと発表した。 Vuillaume hommageは、竹の特徴である「高…詳細を見る -
月面や火星の探査に向けた有人拠点のプロトタイプモジュールを披露――ISSの次は月にゲートウェイ
地球軌道を周回する国際宇宙ステーション(ISS)に続き、月軌道を周回する有人拠点「月軌道プラットフォームゲートウェイ(Lunar Orbital Platform-Gateway)」を2022年以降に構築する計画が検討さ…詳細を見る -
ナノサイズの分子の歯車が噛み合い、回転が連動する様子をSTMで観測 奈良先端科学技術大学院大学ら
奈良先端科学技術大学院大学は2019年9月5日、オハイオ大学と共同で、隣接させて配置した2つの歯車状の分子が、実際の歯車のように互いに噛み合って逆方向に回転することを発見したと発表した。分子のような非常に小さな構造体で、…詳細を見る