カテゴリー:電気・電子系
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窒化ガリウムマイクロLEDの発光効率を5倍に高効率化――加工損傷が極めて少ない中性粒子ビームエッチング技術で作製 産総研と東北大
産業技術総合研究所(産総研)と東北大学は2019年7月3日、微小な窒化ガリウムLEDの高効率化技術を開発したと発表した。 マイクロLEDはサイズが数μm~数十μmの微小なLED(発光ダイオード)で、これを高密度に配…詳細を見る -
貼るだけで心機能の連続モニターが可能な「電子タトゥー」
テキサス大学オースティン校の研究チームは、簡単かつ正確に心臓の健康状態をモニターできるウェアラブルデバイスを開発した。極薄軽量で伸縮性に優れた「電子タトゥー」で、スマートフォンから遠隔操作できるうえ、長期間身につけていて…詳細を見る -
「常識はずれ」な光触媒を開発――太陽光で水と酸素から過酸化水素を高効率合成 大阪大学
大阪大学は2019年7月2日、太陽光照射下で水と酸素ガス(O2)から過酸化水素(H2O2)を合成する新規光触媒として、レゾルシノール-ホルムアルデヒド(RF)光触媒樹脂を開発したと発表した。同大学によると今回の研究成果は…詳細を見る -
リフロー実装対応のマンガン-シリコン系リチウム二次電池を開発――3.3V耐圧、高容量かつ優れた充放電サイクル特性 セイコーインスツル
セイコーインスツルは2019年7月1日、リフロー実装対応のマンガン-シリコン(MS)系リチウム二次電池を開発したと発表した。 電子機器の高性能化によって部品点数が増加し、生産効率の向上や品質、性能の安定化のためのリ…詳細を見る -
ストレイントロニクスを利用したナノスケールトランジスタの開発
ロチェスター大学の研究チームが、強誘電体の圧電効果を利用して機械的ひずみを与えることにより、2次元材料を半金属状態から半導体状態へ、瞬間的かつ可逆的にスイッチングさせることに成功した。小型化の限界が近づく電界効果トランジ…詳細を見る -
環境振動発電素子の広帯域化に成功――環境発電技術への応用に期待 東京工業大など
東京工業大学と東京大学、科学技術振興機構(JST)は2019年6月26日、新たに開発した低閾値整流昇圧回路によって環境発電素子の広帯域化に成功したと発表した。 環境発電素子は、自然界に存在する微弱な環境振動を利用し…詳細を見る -
トポロジカル絶縁体の超電導界面で超伝導電流の整流効果を観測――磁場で制御可能な超伝導電流ダイオードへの応用に期待 理研
理化学研究所(理研)は2019年6月21日、トポロジカル絶縁体の超伝導界面において、超伝導電流の整流効果を観測したと発表した。 今回の研究成果は、安田憲司客員研究員(マサチューセッツ工科大学博士研究員)、十倉好紀グ…詳細を見る -
量子ビームによる微細加工技術でマイクロ流路チップを一括積層――チップの分析能が数十倍に 量研とフコク物産
量子科学技術研究開発機構(量研)は2019年6月25日、フコク物産と共同で、微量検体の分析などに有効なマイクロ流路チップを同時に何枚も貼り合わせる量子ビームによる微細加工技術「一括積層技術」を開発し、マイクロ流路チップ数…詳細を見る -
ウェアラブルデバイス向けに繊維状リチウムイオン電池を開発
香港理工大学(PolyU)の研究者たちが、エネルギー密度、曲げ範囲、耐久性のいずれの点においても、既存の曲げられる電池のどれよりも高性能な、繊維状リチウムイオン電池を開発した。その研究成果は、『Nature Commun…詳細を見る -
室温で強誘電性を示す「柔粘性/強誘電性結晶」を開発――環境に優しい非鉛センサー材料として期待 北海道大
北海道大学は2019年6月19日、小さな電場で分極反転可能で、柔らかくて押すと伸びて拡がる新しい「柔粘性/強誘電性結晶」を開発したと発表した。 強誘電体は、自発的な電気分極を持ち、ある大きさを超えた電場がかかると分…詳細を見る