カテゴリー:ニュース
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薄さと多孔質性を両立――海水と淡水から従来の100倍の発電ができるイオン交換膜を開発
オランダのライデン大学の研究チームは、海水と淡水から電気エネルギーを取り出す逆電気透析発電(reverse electrodialysis:RED)に使用できる新しい薄膜を開発した。厚みはわずか2nmで、従来のイオン交換…詳細を見る -
ブラウン運動の数学モデルを超える――自然界のランダムな動きを説明する新しい理論を提案
静止した液体中に浮遊する微粒子のランダムな運動として知られるブラウン運動は、アインシュタインが原子や分子の存在をベースとして数学モデルを構築するなど、基礎科学分野で大きな影響をもたらしてきた。液体が静的な平衡状態にある場…詳細を見る -
微生物燃料電池(MFC)を用いたCO2変換セルによるメタン生成に成功 西松建設と群馬大学大学院
西松建設は2020年4月14日、群馬大学大学院と共同で、微生物燃料電池(以下、MFC)を用いたCO2変換セルによるメタン生成に成功したと発表した。 今回開発された技術は、底質浄化による電力によりCO2をメタンに直接…詳細を見る -
窒素ドープ型ナノチューブ分子を化学合成――窒素ドープナノカーボン材料の開発に寄与 東京大学
東京大学は2020年4月14日、同大学大学院理学系研究科の磯部寛之教授の研究グループが、窒素原子が埋め込まれたナノチューブを分子性物質として化学合成することに成功したと発表した。発表によると世界初だという。 同研究…詳細を見る -
「STAY AT HOME」――新型コロナウイルス対策の影響でオンライン会議やバーチャルイベントが急増
新型コロナウイルス感染症の急速な感染拡大を防ぐため、日本でも集会や行事の開催方法変更、移動方法の分散、リモートワーク(在宅勤務)やオンライン会議などできる限り工夫して対策を講じるよう、国民に呼びかけている。また、「ソーシ…詳細を見る -
MIT、コロイドゲルのスケールに依存した挙動を解明――ソフトマテリアルの材料特性調整に有用な研究
マサチューセッツ工科大学(MIT)は、コロイドゲルをさまざまなスケールで詳しく調べ、スケールに依存する多様な挙動を発見したと発表した。この研究は、2020年2月27日、『Physical Review Letters』に…詳細を見る -
鉄と同程度の高い強度とアルミ並みの軽さを併せ持つ新複合素材「AC-Albolon」を開発――溶湯鍛造法を活用 アドバンスコンポジット
アドバンスコンポジットは2020年4月10日、鉄と同程度の高い強度とアルミ並の軽さを併せ持つ新複合素材「AC-Albolon(アルボロン)」を開発したと発表した。 今回開発した新素材は「溶湯鍛造法」という高圧鋳造技…詳細を見る -
DIN規格最高クラス「P2」の高精度軸受「PRECILENCE」の量産を開始 ジェイテクトとダイベア
ジェイテクトは2020年4月13日、グループ会社のダイベアと共同で、DIN規格「P2」の高精度軸受「PRECILENCE」を開発し、ダイベア和泉分工場で量産を開始したと発表した。 ジェイテクトによると、工作機械向け…詳細を見る -
色覚異常補正用コンタクトレンズの開発に成功――市販レンズ表面にメタサーフェスを転写
イスラエルのテルアビブ大学の研究チームは、色覚異常を補正できるコンタクトレンズを開発した。市販のハードコンタクトレンズの表面を特殊加工することで、シミュレーション上では色の見え方が10倍まで改善できることを確認した。研究…詳細を見る -
環境にも優しく災害にも強い――産業廃棄物から作るセメントフリーの「曲がる」コンクリート
オーストラリアのスウィンバーン工科大学の研究チームは2020年3月3日、荷重を加えても砕けることなく「曲がる」コンクリートを開発し、特許を取得したと発表した。地震が多発する地域での建築に向いているだけでなく、材料には産業…詳細を見る