タグ:ACS Nano
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イカに学べ――光と熱、マイクロ波の透過度を調節可能なフィルムの開発
中国の南京大学とシンガポールの南洋理工大学の研究チームが、イカの皮膚から着想を得て、可視光からマイクロ波までの幅広い波長域の透明度を調節できるフィルムを開発した。同研究成果は2023年6月28日、『ACS Nano』に掲…詳細を見る -
チョコレートのコーティングのように水素がパラジウム表面を覆う、新たな水素貯蔵方法を考案
自動車や航空機などの燃料や、製鉄、セメント製造において利用される水素は、燃焼時に二酸化炭素を発生しない次世代エネルギーとして期待されている。しかし、現状では水素ガスは最大700気圧の加圧タンクで保管するか、−253℃で冷…詳細を見る -
極小マイクロチップを創成する結晶制御技術を開発――グラフェンの「ナノ折り紙」
英サセックス大学の研究チームが、グラフェンや他の2D材料に、ナノスケールの線状欠陥を導入することで電荷キャリア密度や電子バンド構造を変化させ、電子特性を制御できる可能性を発見した。2D材料における「ナノ折り紙」とも言える…詳細を見る -
上下運動を発電に利用するバッグパックを開発――歩きながら発電できる
中国の清華大学の研究チームは、歩く時の体の動きを利用して発電しつつ、衝撃吸収構造で背中にかかる荷物の負荷を軽減できるバックパックを開発した。長時間の歩行や電子機器の駆動を必要とする、ハイキングや災害現場での救助活動などに…詳細を見る -
大面積酸化物ナノシートの簡便な成膜方法を開発 名古屋大とNIMS
名古屋大学と物質・材料研究機構の共同研究チームが、酸化チタンや酸化グラフェンなどの酸化物ナノシートを基板上に隙間なく単層に稠密配列する、安価で迅速かつ簡便な成膜法を考案した。ホットプレート上の基板表面に、ピペットを用いて…詳細を見る -
ワイヤレスでバッテリー不要な極薄型歪センサーを開発――従来の10倍の感度を達成
シンガポール国立大学(NUS)の研究チームが、従来の10倍の感度で微小な歪を測定できるナノセンサーを開発した。極薄かつバッテリー不要で、ワイヤレスでフィードバック送信できるため、精密加工用ロボットアーム、ウェアラブルやソ…詳細を見る -
気体透過性によって「呼吸ができる」電子材料を開発――長期連続着用できるウェアラブルデバイスにも
ノースカロライナ州立大学と南京郵電大学によって、気体透過性を備え、極薄で伸縮可能な電子材料が開発された。特に生物医学やウェアラブルテクノロジー向けに活用できる技術で、この研究成果は2020年4月29日、『ACS Nano…詳細を見る -
手作りマスクに最適な素材は?――綿とシフォン生地の組み合わせが好成績という研究結果
手作りのフェイスマスクの素材として、綿とシフォン生地の2種類を組み合わせたものが、エアロゾル粒子を効果的に遮断すると報告された。この研究はシカゴ大学とアルゴンヌ国立研究所によるもので、2020年4月24日に『ACS Na…詳細を見る -
医療用ソフトマテリアルを開発――人体組織の代替も可能に
スウェーデンのチャルマース工科大学の研究チームは、毒性が低く、ヒト組織と置き換え可能なナノ構造化材料を開発した。ゴムのように柔軟性と弾力性を備え、加工性も高い。研究結果は、2020年1月28日付の『ACS Nano』に掲…詳細を見る -
タンパク質を導電体として利用する技術を開発――生化学センサーなどへの応用に期待
アリゾナ州立大学のBiosedign Center for Single Molecule Biophysicsのセンター長であるStuart Lindsay氏らによる研究チームは、タンパク質の1つであるDNAポリメラー…詳細を見る