カテゴリー:化学・素材系
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糸状の編める電池を開発――充電可能で防水性を備え、切ってもまたつなげれば電池に
香港城市大学などがつくる研究グループは2018年3月、充電可能で防水性と柔軟性を兼ね備えた糸状の電池を開発したと発表した。この電池は、切り刻んだ後も機能することを確認できたという。 1次元状のファイバーや糸は、小さ…詳細を見る -
5年後、技術者が不足する分野は?――経産省、理工系人材の需給状況に関するアンケート調査の概要を発表
経済産業省は2018年4月20日、理工系人材の需給状況について、企業、社会人を対象に実施したアンケート調査結果の概要を発表した。産業界が求める人材と大学から輩出される人材の需給ギャップ解消を図る目的で実施された調査で、社…詳細を見る -
過冷却水の高密度液体と低密度液体、擬2次元空間に閉じ込められた水で存在を発見
東京理科大学や慶應義塾大学などは2018年4月24日、擬2次元空間に閉じ込められた水に、高密度液体と低密度液体の2つの状態が存在することを発見したと発表した。 高密度液体と低密度液体は、どちらも過冷却水と呼ばれる特…詳細を見る -
東ソー、耐ヒートサイクル性能を80%向上させたPPSコンパウンドを開発――自動車の軽量化に貢献
東ソーは2018年4月20日、従来品と比べて耐ヒートサイクル性能を80%向上させたPPS(ポリフェニレンサルファイド)コンパウンドを開発したと発表した。 自動車では金属端子や電極など、樹脂成型用金型に金属を挿入して…詳細を見る -
プラスチックで放熱する――逆転の発想で電子機器の過熱を防ぐ熱伝導性ポリマーを開発
MITの研究チームが、従来のプラスチックの約10倍という高い熱伝導性を持つ熱伝導性ポリマーの開発に成功した。ラップトップやスマートフォンなどのプラスチックケースに使用すれば内部で発生する熱をより効果的に放散することができ…詳細を見る -
3Dプリントを「4D」に進化させるスマートインクを開発
米ダートマス大学の研究チームは、3Dプリント後に造形物のサイズが変えられるスマートインクを開発した。一般的な3Dプリントと異なり、造形後に加熱などの処理を加えることで形状が変化する素材を使い、時間経過後に目的の形状や性質…詳細を見る -
純度100%のオゾンを利用し、常温で酸化膜を作る技術を開発 明電舎
明電舎は2018年4月17日、純度100%のオゾン(ピュアオゾン)を使用した常温成膜技術を確立したと発表した。常温での成膜技術は世界初だという。 同社は、フレキシブル有機ELディスプレイ分野、PE(プリンテッドエレ…詳細を見る -
服に簡単に貼り付けられる超薄型有機太陽電池を、理研と東レが開発――耐熱性とエネルギー変換効率を両立
理化学研究所は2018年4月17日、東レとの共同研究グループが、柔軟性に富み、耐熱性と高いエネルギー変換効率を持つ超薄型有機太陽電池の開発に成功したと発表した。布地の接着等に一般的に用いられるホットメルト手法により衣服に…詳細を見る -
3Dプリンターに最適化した金属粉末を開発ーー高い強度と延性、耐食性の合金を造形可能 日立金属
日立金属は2018年4月17日、日立製作所と共同で金属3Dプリンター(金属積層造形)に適した金属粉末を開発、これを用いた金属3Dプリンターのプロセス条件を見出し、ハイエントロピー合金「HiPEACE」の造形に成功したと発…詳細を見る -
1μm以下の銀配線を印刷できる「スーパーナップ法」、技術の鍵となるメカニズムを解明
東京大学、産業技術総合研究所(産総研)、山形大学による研究チームは2018年4月17日、線幅1μm以下の銀配線を簡便・高速・大面積に印刷できる「スーパーナップ法」について研究し、技術の鍵となる銀ナノ粒子の吸着性とインクの…詳細を見る