カテゴリー:化学・素材系
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EVのバッテリーコンポーネント向け新素材を開発――優れた低反り性と難燃性 独ランクセス
独ランクセスは2018年4月2日、独へラーと共同で、低反り性および難燃性を備えた電気自動車バッテリーコンポーネント向けの新筐体素材「ポカンAF4130」を開発したと発表した。 同素材は、ポリブチレンテレフタレート(…詳細を見る -
筑波大ら、グラフェンで被膜した電気分解用の卑金属電極を開発――グラフェンにより腐食耐性と水素発生効率を向上
筑波大学は2018年3月30日、大阪大学、東北大学と協力し、酸性電解液中で長時間溶けずに水の電気分解で運用できる卑金属合金電極を開発したと発表した。 水素は、クリーンな次世代エネルギー源として注目されている。しかし…詳細を見る -
フレキシブルデバイスが造形できる――3Dプリント可能な高導電性ガリウム合金ペーストを開発
オレゴン州立大学機械工学科Yiğit Mengüç助教授らの研究グループは、3Dプリント可能で高い伝導性を持つガリウム合金ペーストを開発したと発表した。フレキシブルなコンピューターディスプレイや電子機器、そしてソフトロボ…詳細を見る -
水不足や食料不足の解消をめざす――育成に必要な水分が25%少ない農作物の開発に成功
農作物の栽培には大量の水が必要で、地球上の真水の90%は農業に使われているという。世界の人口増加に伴って食料を増産する必要があるが、そのための水資源は不足している。水不足から、やがて大規模な食料不足になることは避けられな…詳細を見る -
チップ上光集積素子へ新たな道――慶大ら、シリコン上に直接形成可能なグラフェン高速発光素子を開発
慶應義塾大学らは2018年3月29日、JST戦略的創造研究推進事業において、九州大学と共同でシリコンチップ上で動作する高速なグラフェン発光素子を開発したと発表した。光のオンオフを高速に変化できるメカニズムも新たに発見した…詳細を見る -
新超重元素の質量数、原子番号の決定に道筋――メンデレビウム同位体など6個の超ウラン元素同位体の直接質量測定に成功
高エネルギー加速器研究機構、理化学研究所、九州大学を中心とする国際共同研究グループは2018年3月29日、原子番号Z=101番のメンデレビウムの同位体4個およびアインスタイニウム、フェルミウムの計6個の超ウラン元素同位体…詳細を見る -
45年ぶりに新たな磁気光学材料を発見――東北大など、従来の40倍の巨大ファラデー効果を示す薄膜材料の開発に成功
電磁材料研究所、東北大学、日本原子力研究開発機構の研究グループは2018年3月29日、45年ぶりとなる新たな磁気光学材料の開発に成功したと発表した。開発した材料は、光通信に用いられる波長(1550nm)の光に対して、実用…詳細を見る -
脳に埋め込み神経細胞と接続する電子プローブ――脳医学研究や生体信号によるロボット制御が狙い
スウェーデンのリンショーピング大学は、ヒトの組織のように柔らかく、体に埋め込んで神経信号を収集できる生体適合性のある導電性素材を開発した。研究成果は論文「High-Density Stretchable Electrod…詳細を見る -
屈折率を光で制御——京大、ハロゲン化金属ペロブスカイトの新しい光機能を解明
京都大学は2018年3月28日、同大学の田原弘量化学研究所助教らの研究グループが、ハロゲン化金属ペロブスカイトに光を照射することで大きく屈折率が変化することを発見したと発表した。この屈折率変化を利用してレーザー光の偏光を…詳細を見る -
東レ、CFRPの新しい真空圧成形技術を開発――寸法精度向上と省エネを両立
東レは2018年3月28日、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の成形方法において、寸法精度の向上と省エネルギーを実現可能な新規成形技術を開発したと発表した。真空圧下において、金型表面のヒーターにより部材へ接触加熱を行う…詳細を見る