カテゴリー:化学・素材系
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産総研、常温/大気中で作製可能なガスクロミック方式調光膜を開発
産業技術総合研究所は2017年12月5日、調光ガラスなどに利用できる、常温/大気中で簡単に作製できるガスクロミック方式の調光膜を開発したと発表した。 調光膜は、電気や熱、周辺のガス雰囲気などによって光の透過量や反射…詳細を見る -
クーロンの法則が通じない――1nm未満の空間で同じ電荷のイオンが隣り合う現象を観察
信州大学の金子克美特別特任教授らのグループは2017年9月21日、カーボンのナノ空間で同じ電荷のイオンが隣り合う現象を観察したと発表した。電磁気学の基本法則として知られるクーロンの法則に従うと同じ電荷のイオンは反発し合う…詳細を見る -
東大など、極めて小さな消費電力で動作する新構造トランジスターの開発に成功
東京大学と科学技術振興機構(JST)は2017年12月4日、同大学の高木信一教授らの研究グループが、JST戦略的創造研究推進事業において、極めて小さな電圧制御で動作が可能な量子トンネル電界効果トランジスターを開発したと発…詳細を見る -
英サセックス大、割れにくいタッチパネルを実現する新素材を開発
イギリス、サセックス大学材料物理学科のAlan Dalton教授と共同研究者のMatthew Large博士は2017年10月25日、銀ナノワイヤーとグラフェンを組み合わせたタッチパネルを開発したと発表した。従来のタッチ…詳細を見る -
産総研など、電圧制御型磁気メモリーの新材料を開発
産業技術総合研究所(産総研)、東北大学、物質・材料研究機構(NIMS)、大阪大学は2017年12月1日、電圧制御型の磁気メモリー(電圧トルクMRAM)用の新材料を開発したと発表した。 固体磁気メモリー(MRAM)は…詳細を見る -
富士通、既存の材料に比べ3倍の放熱性能を持つ「純カーボンナノチューブ放熱シート」を開発
富士通研究所は2017年11月30日、高い放熱性能を持つ「高熱伝導カーボンナノチューブシート」の開発に成功したと発表した。高熱伝導性と耐熱性を両立する垂直配向カーボンナノチューブで構成された同シートは、既存のインジウムを…詳細を見る -
岡山大と京大など、1兆分の1秒の時間スケールで動く液晶分子の直接観察に成功
岡山大学は2017年11月30日、京都大学、筑波大学、九州大学と共同で、これまでにない計測・解析手法を用いて、液晶分子に紫外線光を当てて分子が動く様子を直接観察することに成功したと発表した。同研究手法は液晶分子やソフトマ…詳細を見る -
アルミニウム材料の高強度化・高耐食化を両立する水蒸気による表面処理技術を開発
芝浦工業大学は2017年11月28日、アルミニウム材料を高温・高圧下の水蒸気にさらすだけで、高強度化・高耐食化を両立できる表面処理技術を開発したと発表した。 アルミニウムなど軽金属材料は構造材料として高強度かつ高耐…詳細を見る -
東大ら、消火機能を持つ有機電解液を開発 発火しない長寿命電池の開発に道
東京大学、京都大学および物質・材料研究機構は2017年11月28日、リチウムイオン電池などに使用できる消化機能を備える有機電解液を開発したと発表した。 二次電池の高エネルギー密度化を目指したリチウムイオン電池のさま…詳細を見る -
スチールケーブルを型枠に――資材を大幅に削減するコンクリート製屋根の設計手法
スイスのチューリッヒ工科大学の研究チームが、軽量で柔軟な型枠を使って、美しい曲面を持った薄いコンクリート製シェル構造を作る建築方法を開発した。来年建設予定の「HiLo」と呼ばれるアパートの自立型屋根の実物大実証プロトタイ…詳細を見る