カテゴリー:技術ニュース
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可視光を利用して水を分解する酸硫化物光触媒を世界で初めて開発――微粒子状のためスプレー塗布法なども適用可能 NEDOとARPChemなど
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と人工光合成化学プロセス技術研究組合(ARPChem)は2019年7月3日、東京大学や信州大学などと共同で、可視光で水を水素と酸素に分解する酸硫化物光触媒を開発したと発表した…詳細を見る -
窒化ガリウムマイクロLEDの発光効率を5倍に高効率化――加工損傷が極めて少ない中性粒子ビームエッチング技術で作製 産総研と東北大
産業技術総合研究所(産総研)と東北大学は2019年7月3日、微小な窒化ガリウムLEDの高効率化技術を開発したと発表した。 マイクロLEDはサイズが数μm~数十μmの微小なLED(発光ダイオード)で、これを高密度に配…詳細を見る -
貼るだけで心機能の連続モニターが可能な「電子タトゥー」
テキサス大学オースティン校の研究チームは、簡単かつ正確に心臓の健康状態をモニターできるウェアラブルデバイスを開発した。極薄軽量で伸縮性に優れた「電子タトゥー」で、スマートフォンから遠隔操作できるうえ、長期間身につけていて…詳細を見る -
コネクテッドカー世界市場、2035年には2017年比4.4倍の1億250万台に――新車販売台数の9割を占める見通し 富士経済予測
富士経済は2017年7月2日、コネクテッドカー(乗用車)の世界市場調査結果を発表した。それによると、市場はIVI搭載のコネクテッドカーがけん引し、2035年には2017年比4.4倍の1億250万台に達する見通し。新車販売…詳細を見る -
「常識はずれ」な光触媒を開発――太陽光で水と酸素から過酸化水素を高効率合成 大阪大学
大阪大学は2019年7月2日、太陽光照射下で水と酸素ガス(O2)から過酸化水素(H2O2)を合成する新規光触媒として、レゾルシノール-ホルムアルデヒド(RF)光触媒樹脂を開発したと発表した。同大学によると今回の研究成果は…詳細を見る -
太陽光を受けて宇宙を進む帆船――ソーラーセイル「LightSail 2」打ち上げ成功
Planetary Society(惑星協会)は2019年6月25日、「LightSail 2」を載せたSpaceXの「Falcon Heavy」が打ち上げに成功したと発表した。うまくいけば、地球周回軌道を航行する初めて…詳細を見る -
反射率を従来の1/10以下に抑えた高耐久性偏光シートを開発――新たに開発した厚膜ナノ印刷技術により実現 産総研など
産業技術総合研究所は2019年7月1日、従来よりも耐久性、透明性が高く、しかも反射率を抑制したワイヤーグリッド偏光シートを開発したと発表した。 今回の開発は、菱江化学、東海精密工業、伊藤光学工業との共同によるものだ…詳細を見る -
ストレイントロニクスを利用したナノスケールトランジスタの開発
ロチェスター大学の研究チームが、強誘電体の圧電効果を利用して機械的ひずみを与えることにより、2次元材料を半金属状態から半導体状態へ、瞬間的かつ可逆的にスイッチングさせることに成功した。小型化の限界が近づく電界効果トランジ…詳細を見る -
北大、観測ロケット「MASER14」打ち上げ――炭素質宇宙ダストの核生成過程を解明する微小重力実験を実施
北海道大学は2019年6月28日、スウェーデン宇宙公社の観測ロケット「MASER14」を用いて、炭素質宇宙ダストの核生成過程の解明のための微小重力実験を実施したと発表した。ロケットの弾道飛行による微小重力環境を利用して、…詳細を見る -
水からオイルを絞り出す――新たな薄膜フィルター開発のための新技術
油性の廃水をきれいにすることは、石油精製や食品加工、金属の表面処理を始め、多くの産業で必要とされる。未処理の廃棄物は、生態系にダメージを与えかねないが、流出してしまった油の除去や汚染水の浄化は、目詰まりや汚損を起こしやす…詳細を見る