カテゴリー:技術ニュース
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東工大、二酸化炭素を資源に変える有機分子触媒を発見――高選択性と高回転数を両立
東京工業大学は2019年6月17日、二酸化炭素(CO2)の資源化反応において、高い選択性と回転数を両立させる有機分子触媒を発見したと発表した。今回新たに触媒として見出したのは、ギ酸有機アンモニウムの一種の「ギ酸テトラブチ…詳細を見る -
量子ドットに閉じ込められた電子の幾何学的配置を実験で特定することに成功
スイスのバーゼル大学の研究チームは、量子ドット内の単一電子の幾何学的配置を特定する方法を発見したと発表した。電子の波動関数がサブナノスケールの精度で分かるため、電子スピンの制御の改善、ひいては量子コンピュータの発展につな…詳細を見る -
2つの起源で温めると縮む新材料を発見――熱膨張しない新たな物質の開発に道筋 量研ら
量子科学技術研究開発機構は2019年6月14日、東京工業大学と共同で、ニッケル酸ビスマス(BiNiO3)とニッケル酸鉛(PbNiO3)の固溶体が、組成に応じて金属間電荷移動と、極性−非極性転移という、2つの異なるメカニズ…詳細を見る -
電力効率とEMIノイズを高速に予測できるIGBT/IEGT向け回路モデル技術を開発 東芝デバイス&ストレージ
東芝デバイス&ストレージが2019年6月14日、電力効率とEMIノイズを高精度かつ高速に予測できるIGBT/IEGT向け回路モデル技術を開発したと発表した。同技術により、従来技術と比較して、電力効率の予測値の誤差率は20…詳細を見る -
暗記学習が不要になる「ブレインインプラント」の可能性
検索エンジンが脳内にインプラントされ、革命的な人間用AIが開発されるだろう、というAI専門家の見方が話題を呼んでいる。 「学習する、とは記憶するということを意味しなくなるだろう」 このように語るのは、ヨーロッ…詳細を見る -
磁性流体を使う新たなレンズ製造技術――低コストで小ロットにも対応
ワシントン州立大学とオハイオ州立大学の研究チームは、高価な金型を使わないモールドレンズの作製方法を開発した。磁石と磁性流体を使って形状を制御する。研究成果は、2019年5月20日付けの『Applied Physics L…詳細を見る -
スピン流が機械的な力を生み出すことを実証――ミクロな量子力学からマクロな機械運動を生み出す新手法 原子力機構や東北大ら
日本原子力研究開発機構は2019年6月13日、東北大学や理化学研究所(理研)、東京大学らとの研究グループが、マイクロメートルスケールの磁性絶縁片持ち梁(カンチレバー)を作製し、そこに磁気の流れである「スピン流」を注入する…詳細を見る -
キヤノン、「EOS Rシステム」の核となる「RFレンズ」の技術紹介動画を公開――特長をCGで分かりやすく紹介
キヤノンは2019年6月13日、同社の新イメージングシステム「EOS Rシステム」の核となる交換レンズ「RFレンズ」の技術紹介動画を、同社のWebサイト「キヤノンビデオスクエア」にて公開した。 EOS Rシステムと…詳細を見る -
新規ポルフィリン色素の設計指針を開発――世界最高の太陽光エネルギー変換効率の実現に寄与 京大
京都大学は2019年6月13日、同大学の研究グループが、現在ポルフィリン色素の中で世界最高のエネルギー変換効率を示す色素を上回る性能を持つ、新規ポルフィリン色素の開発に成功したと発表した。 現在、持続可能な社会の実…詳細を見る -
低消費電力で安定性の高い光原子時計を開発――コーヒー豆サイズで超高精度
アメリカ国立標準技術研究所(NIST)は、カリフォルニア工科大学、スタンフォード大学、チャールズスタークドレイパー研究所の研究者らと共同で、チップサイズの光原子時計を発表した。消費電力も少なく、従来のチップサイズ原子時計…詳細を見る