カテゴリー:技術ニュース
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工作機械のモーターをセンサーとして活用――日立、低コストな消耗品劣化検知技術を開発
日立製作所は2018年6月26日、工作機械の内蔵モーターをセンサーとして活用した、消耗品の劣化検知技術を開発したと発表した。センサーの導入コストを抑え、機器の保守コストを削減できる。 同社ではすでに、モーターをセン…詳細を見る -
クレーターの「光条」形成の謎を解明――沖縄科学技術大、隕石衝突を実験で再現
沖縄科学技術大学院大学は2018年6月21日、同大学の研究チームが、隕石などの衝突現象を実験により再現することで、惑星や衛星に見られる衝突クレーターの「光条」がどのように形成されるかを明らかにしたと発表した。 惑星…詳細を見る -
ブラックホールの近傍では物質は広がった幾何構造をしている――広島大が硬X線の偏光観測で確認
広島大学は2018年6月26日、ブラックホール連星系からの硬X線放射の偏光観測を行い、ブラックホールに降着して吸い込まれる直前における物質の幾何構造を明らかにしたと発表した。今後、偏光X線観測が新しい観測手段として確立さ…詳細を見る -
テルル薄膜を使用した高速電子デバイス用材料を開発
アメリカのパデュー大学電子コンピューター工学科のPeide Ye教授と同大学産業工学科のWenzhuo Wu准教授は、レアメタルであるテルルの二次元薄膜を使い、大電流を流せるコンピューターチップ用トランジスターを作製した…詳細を見る -
産総研ら、半導体中のマイクロメートルスケールの電荷分布を可視化――結晶粒界や電荷トラップによる電気伝導の阻害も観測
産業技術総合研究所(産総研)と筑波大学は2018年6月22日、半導体中の結晶粒界付近で電荷が不均一に分布する様子や、結晶粒界が電気伝導を阻害する様子を可視化することに成功したと発表した。 近年のIoT化の高まりによ…詳細を見る -
関大とシャープ、空気中の湿気を液体の水に変えることができるスマートゲルを開発――従来の原理とは異なる除湿システムを実現
関西大学とシャープは2018年6月22日、空気中の湿気をわずかな加温によって液体状態の水として集めることができるスマートゲルの開発に成功したと発表した。 高分子ゲルは、食品や紙おむつ、コンタクトレンズなど身の回りに…詳細を見る -
都市大、透明度が高く生成も容易な「セルロース×ガラス」のハイブリッド材料を開発――自動車部品などの軽量化による環境負荷軽減への貢献に期待
東京都市大学は2018年6月22日、植物の主成分であるセルロースとガラスから、新しい有機・無機ハイブリッド材料を生成することに成功したと発表した。 セルロースは、地球上に豊富に存在している天然高分子であり、非可食性…詳細を見る -
5倍にも伸びてわずかな歪みも検知できる導電性繊維――スマート衣料やロボット用人工神経への応用も
スイス連邦工科大学ローザンヌ校は、細く、弾力性があり、電極やナノコンポジットポリマーなどを埋め込むことのできる繊維を開発した。この繊維はエラストマーでできており、光ファイバーと同じ熱延伸加工で作られている。5倍まで引き延…詳細を見る -
中国科学技術大、木材からスーパーキャパシターを作る方法を発表
中国科学技術大学の研究者達は、スーパーキャパシター(二重電解層コンデンサー)の電極材料に使うカーボンエアロゲルを木材から作る方法を発見し、ドイツ化学会誌『Angewandte Chemie』に発表した。スーパーキャパシタ…詳細を見る -
幹細胞バイオインクによる角膜の3Dプリントに成功――移植用角膜の不足解消を目指す新技術
英ニューキャッスル大学は、ヒトの角膜を3Dプリントすることに成功したと発表した。これは、将来的に移植用角膜の供給を大幅に増やせる可能性がある技術であり、研究成果は『Experimental Eye Research』誌に…詳細を見る