カテゴリー:技術ニュース
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東北大ら、ナノスケールでソフトマテリアルの3次元構造変化を観察できるTEM用試料ホルダーを開発
東北大学は2018年6月21日、メルビルと共同で、透過電子顕微鏡(TEM)内でソフトマテリアル(高分子ナノ複合材料)を大変形させながら、ナノスケールでの3次元構造変化を同視野で追跡できるTEM用試料ホルダーを開発したと発…詳細を見る -
熱電材料の性能を従来比2倍に増強――北大、電子を狭い空間に閉じ込め熱電材料を高性能化する理論を実証
北海道大学は2018年6月21日、狭い空間に電子を閉じ込めることで、熱を電気に変換する熱電材料の性能を従来の2倍に増強できることを初めて実証したと発表した。将来的に工場や火力発電所、自動車やコンピューターなどからの廃熱を…詳細を見る -
筑波大ら、酸性条件下でも腐食しない卑金属電極を開発――白金電極の100分の1のコストで実用レベルの電極性能を実現
筑波大学は2018年6月20日、大阪大学と協力して、水の電気分解において酸性条件下でも腐食しない卑金属電極を開発したと発表した。 水素は再生可能な次世代エネルギー源として注目されており、とりわけ化石燃料由来ではない…詳細を見る -
熱を電気に変換――MIT、超強力磁場を使い熱電効果を5倍に高める
MITの研究チームが、トポロジカル半金属に超強力磁場を付加することにより、熱電効果を著しく向上する手法を見出した。発電能力が低い従来の熱電材料と比較して、実に5倍も高効率で2倍のエネルギーを発電できる可能性がある。エンジ…詳細を見る -
沖縄北西沖に沈む軍艦エモンズを高精度で可視化――九州大など、新手法で成功
九州大学などによる研究グループは2018年6月20日、沖縄の古宇利島沖水深40mに沈む米国の軍艦エモンズ(USS Emmons)について、革新的な方法で詳細に可視化することに成功したと発表した。 エモンズは第2次大…詳細を見る -
夜間で250m先の物体を検知――パナソニック、APDを用いたTOF方式長距離画像センサーを開発
パナソニックのオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は2018年6月19日、視認性が悪い夜間においても250m先にある物体までの距離情報を画像化する、アバランシェフォトダイオード(APD)画素を用いたTime o…詳細を見る -
バッテリー駆動時間を100倍に延長する磁気ダイオードを開発
アメリカのミズーリ大学宇宙物理学科のDeepak K. Singh Axel准教授が、電子部品に使われているバッテリー寿命を大幅に延長できる磁気ダイオードを開発したと発表した。電子回路に欠かせない半導体の順方向電力損失を…詳細を見る -
NEDOと東芝、大面積かつ高効率のフィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールを開発
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2018年6月18日、東芝が、703cm²のモジュール面積で11.7%の高変換効率のフィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールの開発に成功したと発表した。NEDOの事業にお…詳細を見る -
日立製作所、NC切削加工機の個体差を考慮した加工誤差補正技術を開発――熟練者のノウハウをデジタル化
日立製作所は2018年6月18日、NC切削加工機の個体差を考慮した加工誤差補正技術を開発したと発表した。 切削加工における誤差は、従来熟練者が1台ごとに異なる機械の個体差や周囲の環境、経年劣化などを考慮して補正を行…詳細を見る -
理研ら、SiCパワー半導体を用いた高出力高安定化電源を開発――X線自由電子レーザーの利用拡大に貢献
理化学研究所(理研)は2018年6月16日、高輝度光科学研究センター、ニチコンと共同で、パワー半導体デバイス「SiC MOSFET」を用いた、コンパクトなパルス電源を開発したと発表した。同電源は、高出力と高い安定性を両立…詳細を見る