カテゴリー:化学・素材系
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高い堅牢性と蓄熱密度を兼ね備えた二酸化バナジウムバルク部材の作製に成功 産総研
産業技術総合研究所(産総研)は2019年3月1日、電子の相変化を起こす物質である二酸化バナジウム粉末を緻密に焼結成型できる技術を開発し、相変化に伴う潜熱を蓄熱機能として利用する二酸化バナジウムのバルク部材の作製に成功した…詳細を見る -
「超臨界水」で廃プラスチックをクリーンエネルギーに変える――マイクロプラスチック汚染解決への取り組み
パデュー大学の研究チームが、廃プラスチックをクリーンな燃料や有用物質に変換する化学変換プロセスを考案した。有機系化学物質を強力に溶解し分解することのできる、超臨界水を利用するもので、深刻な環境問題になりつつあるマイクロプ…詳細を見る -
光合成をやめた植物「オキナワソウ」を発見――沖縄本島の北部や石垣島に広がる照葉樹林の重要性を示唆 神戸大ら
神戸大学、森林総合研究所、沖縄美ら島財団総合研究センターらの研究グループは2019年2月28日、沖縄県の沖縄本島や石垣島の複数地点で光合成をやめた未知の植物を発見し、新たに「オキナワソウ」と命名したと発表した。 植…詳細を見る -
飴でできた食べられる再帰性反射材を開発――料理の上や消化管の内壁に載せても無害なマーカーの実現へ 群馬大学
群馬大学は2019年2月27日、飴でできた食べられる再帰性反射材を開発したと発表した。同大学では、これまで寒天を素材とする食べられる光学素子を開発していたが、より硬く保存性の高い飴を用いて再帰性反射材を形成することに成功…詳細を見る -
高移動度のn型高分子トランジスタを開発――全有機高分子型のデジタル回路や熱電変換素子、太陽電池への応用に期待 東工大
東京工業大学は2019年2月27日、高分子トランジスタとしては世界最高レベルの電子移動度7.16cm2/V-1s-1を示す電子輸送型高分子トランジスタの開発に成功したと発表した。 有機半導体高分子の実用化には、高い…詳細を見る -
マランゴニ対流を利用した新たな表面加工手法を開発――インクジェット描画を光であぶりだす 名古屋大
名古屋大学は2019年2月26日、インクジェットの描画どおりの形状にマランゴニ対流を発生させることで溝を形成する、新たな表面加工手法を開発したと発表した。 半導体製造に用いられるフォトリソグラフィーなどの表面形状加…詳細を見る -
チタンの強度と水の密度を備えた「金属木材」を開発――「インバース・オパール」構造を実現
ペンシルベニア大学を中心とした研究チームが、チタンと同等の強度を持ち、重さはその4分の1以下と軽い、ナノスケールレベルで多孔質のニッケルシートを作成した。自己整列粒子を鋳型として用い、小孔が規則的に配列する多孔質構造「イ…詳細を見る -
隕石由来の高機能磁性材料を人工で作製――パルスレーザーとロボット制御による新製法の実現 東京理科大など
東京理科大学は2019年2月20日、高輝度光科学研究センター、東京大学と共同で、隕石に由来する高機能磁性材料「L10型FeNi規則合金」の人工創製に成功したと発表した。 L10型FeNi規則合金(L10-FeNi)…詳細を見る -
水平交互多層接合による新コンセプト有機太陽電池を開発――バルクヘテロ接合に代わり、高効率化に道 分子科学研究所
分子科学研究所は2019年2月19日、従来の有機太陽電池の標準構造「バルクヘテロ接合」に代わる、「水平交互多層接合」による新コンセプト有機太陽電池の動作に、世界で初めて成功したと発表した。 新コンセプト有機太陽電池…詳細を見る -
体内で鉱物を作る「バイオミネラリゼーション」――軟体動物が磁鉄鉱を形成するプロセスが明らかに
岡山大学の根本理子特任助教と米カリフォルニア大学リバーサイド校のDavid Kisailus教授らの研究チームは、軟体動物の一種である「ヒザラガイ」が体内で磁鉄鉱を形成する仕組みの一部を解明したと発表した。生物が体内で鉱…詳細を見る