カテゴリー:化学・素材系
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燃料電池などに使う電解質薄膜の耐久性を5倍以上に向上――出力向上や小型化にも目途
科学技術振興機構(JST)は2018年9月4日、燃料電池などに使用する電解質薄膜の研究にAGCが取り組み、機械的な耐久性(乾湿サイクル耐久性)を従来比で5倍以上に向上した薄膜の開発に成功したと発表した。 今回開発し…詳細を見る -
車載部品の実装信頼性が向上――パナソニック、耐熱性と流動性に優れた二次実装アンダーフィル材を開発
パナソニックのオートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は2018年9月3日、耐熱性および流動性に優れた車載部品向け「高耐熱性 二次実装アンダーフィル材 CV5794シリーズ」を製品化し、2018年10月から量産開始…詳細を見る -
田中貴金属、銀ナノインクを用いた70℃の低温焼結技術と銀メタル全面フィルム形成技術を開発――ディスプレイの薄型化、フレキシブル化、高画質化に期待
田中貴金属工業は2018年8月31日、銀ナノインクを使用した70℃の低温焼結技術と、エッチングプロセス対応の銀メタル全面フィルム形成技術を開発したと発表した。 銀ナノ粒子を焼き固める銀ナノインク焼結は従来、150℃…詳細を見る -
炭素繊維の成形で生じる廃棄物を2~6%低減――イリス、コンポジテンスの複合材料加工システムの販売を本格化
産業機器輸入商社のイリスは2018年8月28日、独コンポジテンス(Compositence)の複合材料加工システムの販売を本格化すると発表した。 航空宇宙産業や自動車産業では、軽量化や組み立て作業工数の削減のため、…詳細を見る -
東京農工大、優れた正孔輸送特性を有するポリチオフェン系有機半導体材料を開発
東京農工大学は2018年8月31日、ポリ3-ヘキシルチオフェン(P3HT)とポリスチレン(PSt)からなるブロック共重合体が、高い正孔移動度を有することを発見したと発表した。 有機半導体材料は、軽量、フレキシブル、…詳細を見る -
従来より1桁低い検出下限濃度――直径0.1mmの小型ガスセンサで100億分の1の有害ガス検出に成功 九州大学など
九州大学は2018年8月29日、同大学の研究グループとフィガロ技研が共同で、半導体ガスセンサのVOC(揮発性有機化合物)ガス検出下限濃度を従来に比べ約1桁低減することに成功したと発表した。 IoTの進展により、医療…詳細を見る -
東大、芳香環水素化反応のための新たな触媒による連続フロー合成法を開発――水素の貯蔵や運搬、医薬品合成などに貢献
東京大学は2018年8月29日、水素の貯蔵/輸送やファインケミカルズ(精密化学品)の製造に応用できる芳香環水素化反応のための新たな触媒を開発し、またその反応を効率的に行える連続フロー法を開発したと発表した。 ベンゼ…詳細を見る -
発光特性に優れたカドミウムフリー量子ドット蛍光体を開発 大阪大と名古屋大
大阪大学は2018年8月24日、名古屋大学と共同で、カドミウムを含まずかつ単色性に優れた量子ドット蛍光体の合成に成功したと発表した。 量子ドット蛍光体は、発光時の単色性が高いために色鮮やかさなどを重視する高価格帯液…詳細を見る -
非単結晶光触媒で水素生成エネルギー変換効率12.5%を達成 NEDOなど
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2018年8月27日、人工光合成化学プロセス技術研究組合および東京大学と共同で、非単結晶光触媒で水素生成エネルギー変換効率12.5%を達成したと発表した。NEDOによると、…詳細を見る -
富士経済、全固体型リチウム二次電池を中心とした次世代電池世界市場の調査結果を発表
富士経済は2018年8月24日、全固体型リチウム二次電池を中心とした次世代電池の世界市場を調査し、その結果を「2018 電池関連市場実態総調査 No.1」にまとめた。 同調査では、次世代電池の開発状況やキーマテリア…詳細を見る