カテゴリー:化学・素材系
-
東大、分子1個でできたレバー型スイッチの駆動に成功――より複雑な分子マシンの開発に期待
東京大学は2018年9月11日、1個の分子からできた「レバー型スイッチ」を駆動させることに成功したと発表した。レバー型分子スイッチのメカニズムが解明されたことで、より複雑な分子マシンの開発が期待されるという。 分子…詳細を見る -
湿度で熱伝導率が変わるバイオプロテインフィルム――高機能なスポーツウェアへの応用可能性
米ペンシルベニア州立大学は、イカの吸盤にある環歯(squid ring teeth)に着目した研究を行っている。同大学先端繊維技術研究センター所長で機械・エンジニアリング科学のMelik Demirel教授によれば、この…詳細を見る -
自ららせん状に巻き上がる超分子ポリマー――千葉大とKEKが共同で開発
千葉大学は2018年8月31日、高エネルギー加速器研究機構(KEK)と共同で、自発的にらせん状に巻き上がるポリマーを開発したと発表した。 プラスチックなどに代表される通常のポリマーは、人の生活を支える重要な材料だが…詳細を見る -
皮膚に貼って音楽再生できる――伸縮性の高いナノ膜スピーカーを開発
韓国蔚山科学技術大学(UNIST)の研究チームが、皮膚に貼りつくナノ膜スピーカーを開発した。銀のナノワイヤアレイをポリマーに組み込み、強度と柔軟性を備えた透明な導電性ナノ膜を作成したもので、研究結果は2018年8月3日の…詳細を見る -
京大、再現性よく高い光電変換効率を示すペロブスカイト太陽電池の作製手法を確立
京都大学は2018年9月6日、同大学の研究グループが、溶液の塗布によるスズ系ペロブスカイト半導体膜の作製法の改良に取り組み、均一性が高く高品質な半導体膜を得られる独自の成膜法を開発したと発表した。これにより、再現性がよく…詳細を見る -
液漏れ/発火/破裂フリーで2倍長持ちする蓄電池の実現を目指して――室温で酸化物全固体リチウム電池用正極の作製に成功
豊橋技術科学大学は2018年9月6日、エアロゾル・デポジション(AD)法を用いてガーネット型酸化物固体電解質上にバナジウム酸リチウム(LVO)正極を常温で作製することに成功したと発表した。今回の成果は、高い安全性と化学的…詳細を見る -
次世代太陽電池材料の開発に期待――阪大、2段階の熱処理で高品質のビスマス系薄膜の作製に成功
大阪大学は2018年9月6日、価格、低毒性、安定性に優れた硫化ビスマスの成膜プロセスを開発し、高性能光応答素子の作製に成功したと発表した。次世代太陽電池材料開発への寄与が期待できるという。 実用化されている太陽電池…詳細を見る -
太陽の可視光を吸収して水分解する窒化タンタル光触媒を開発――人工光合成などの効率向上に貢献 NEDOなど
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2018年9月4日、人工光合成化学プロセス技術研究組合などと共同で、可視光領域で水を分解する窒化タンタル光触媒の開発に成功したと発表した。可視光領域の波長600nm近辺は太…詳細を見る -
薄くて高強度なポリプロピレン系多孔質フィルムを開発――省エネ、省資源に貢献 三菱ケミカル
三菱ケミカルは2018年9月4日、ポリプロピレン(PP)系多孔質フィルムの空孔径、空孔率、空孔分布などの構造因子を材料設計とプロセス設計に落とし込み、空孔構造を精密に制御することで、薄く高強度なポリプロピレン系多孔質フィ…詳細を見る -
水の動的異常性は、液体の正四面体構造形成に起因――東大が従来のガラス転移説を覆す
東京大学は2018年9月4日、これまで特異なガラス転移現象として説明されてきた「水の動的異常性」が実はガラス転移とは無関係で、液体の正四面体構造形成に起因していることを突き止めたと発表した。さらに、シリカや金属ガラスにお…詳細を見る