カテゴリー:化学・素材系
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富山大、FT合成の定説を覆すカプセル型FT合成触媒を開発――触媒のコバルト含有量を大幅削減
富山大学は2018年8月14日、Fischer-Tropsch(FT)合成の定説を覆し、コバルトの使用量を大幅に削減できるカプセル型FT合成触媒を開発したと発表した。 FT合成は、合成ガス(一酸化炭素と水素の混合ガ…詳細を見る -
多価イオンを用いる次世代蓄電池系の開発促進に期待――東北大ら、協奏的動きによる多価イオン拡散の促進現象を発見
東北大学と東京工業大学は2018年8月17日、蓄電池の正極中での多価イオン拡散が、一価イオンのLi+と多価イオンであるMg2+の協奏的相互作用により、促進されることを発見したと発表した。 現在の主要な蓄電池であるリ…詳細を見る -
リチウムイオン電池の密度を3倍に、フッ化鉄をベースにしたカソード用新素材を開発
米ブルックヘブン国立研究所は2018年6月14日、リチウムイオン電池の電極(カソード)に用いる新素材を開発したと発表した。1000サイクルを超える可逆性と1g当たり420mAhの容量を確認しており、エネルギー密度が3倍に…詳細を見る -
発電所の冷却塔で失われる水の20~30%を回収できる新手法、MITが開発――年間数億円以上のコスト削減に
米マサチューセッツ工科大学(MIT)は2018年6月8日、発電所で消費される水を回収し、低コストで再利用できるシステムを開発したと発表した。飲用水として都市部へ供給できるばかりか、発電所関連の建設・運用費の削減につながる…詳細を見る -
メモリーの記録密度が1000倍に――広島大、室温で1分子に情報を記録できる単分子誘導体を実証
広島大学は 2018年8月10日、単分子でも強誘電性を示す単分子誘導体(SME)を初めて実証したと発表した。今回開発した物質を用いることで、不揮発性メモリーの記録密度を1000倍以上向上させることができるという。 …詳細を見る -
NIMSら、窒素を含有した炭素材料が活性な酸素還元電極触媒になる仕組みを解明――1 at%以下の微量の窒素導入で活性な電極触媒に
物質・材料研究機構(NIMS)は2018年8月10日、北海道大学、ドイツ・ウルム大学と共同で、炭素材料が1 at%以下の微量の窒素導入で活性な酸素還元電極触媒になることを発見し、その活性化の仕組みを説明することに成功した…詳細を見る -
室温で自己修復するイオンゲルを開発――フレキシブルデバイス材料への応用に期待 横浜国大と東大
横浜国立大学は2018年8月7日、東京大学との研究グループが、揮発しない液体であるイオン液体を溶媒とする「イオンゲル」に、室温での自己修復性を付与することに成功したと発表した。強度が高くイオン伝導性にも優れることから、I…詳細を見る -
金属が半導体の特性を持つ――京都大学など、超薄膜の白金がトランジスタ特性を発揮することを発見
京都大学は2018年8月8日、同大学などによる研究グループが、金属である白金を極めて薄い膜(超薄膜)にすると、シリコンなどの半導体で実現されるトランジスタ特性(材料の抵抗を外部電圧で制御する特性)が現れることを発見したと…詳細を見る -
フレキシブル不揮発性メモリー開発に期待――東北大、グラフェンナノリボンを使った新型メモリーを開発
東北大学は2018年8月8日、原子オーダーの厚みを持つシート材料であるグラフェンナノリボン(GNR)を用いた新型メモリーの開発に成功したと発表した。水中でも情報が消えない耐環境性に優れた不揮発性メモリー動作を実証している…詳細を見る -
ビクトレックス、3Dプリンティング向けの新規PAEKポリマーおよびフィラメントを開発
ビクトレックスは2018年8月6日、3Dプリンティングなどの付加製造技術に対応した新規PAEK(ポリアリールエーテルケトン)ポリマーおよびPAEKフィラメントを開発したと発表した。 今回開発された新規PAEKポリマ…詳細を見る