カテゴリー:化学・素材系
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高出力全固体電池での超高速充放電に成功 東工大、東北大、日本工業大の研究グループ
東京工業大学は2018年8月6日、東北大学、日本工業大学と共同で、高出力全固体電池での超高速充放電の実証に成功したと発表した。 固体の電解質を用いる全固体電池は、高いエネルギー密度と安全性を兼ね備えていることから、…詳細を見る -
産総研、約99%と高選択的にナイロンの原料を合成――太陽光を利用した半導体光電極で、高難度のC-H結合切断と選択反応を実現
産業技術総合研究所(産総研)は2018年8月2日、酸化物の半導体光電極を用い、ナイロンなどの原料であるKAオイル(シクロヘキサノン+シクロヘキサノール)を常温/常圧下で合成する技術を開発したと発表した。太陽光エネルギーを…詳細を見る -
世界で最も薄い液体薄膜を作り出すことに成功
アメリカのバーモント大学の博士課程学生のSanghita Sengupta 氏らは、世界で最も薄い液体薄膜を作り出すことに成功したと発表した。研究成果は『Physical Review Letters』に論文「Theor…詳細を見る -
可視光を髪の毛の5000分の1の空間に閉じ込める――10倍以上の効率で水分解・水素発生できる光電極を開発
北海道大学は2018年7月31日、可視光を厚さ約30nmの空間へと効率的に閉じ込める光電極の開発に成功したと発表した。全可視光の85%以上を吸収可能で、従来の電極と比べて10倍以上となる効率で光エネルギーを化学エネルギー…詳細を見る -
東大と岡山大、光励起による超高速原子変位の直接観測に成功――光メモリーなどへの応用に期待
東京大学は2018年7月30日、岡山大学および独マックスプランク研究所と共同で、光照射直後に生じるこれまでにない超高速の原子変位の様子を、直接観測することに成功したと発表した。 通常、物質の原子間の結合は非常に強く…詳細を見る -
横浜ゴム、バイオマスからイソプレンを生成する世界初の新技術を開発――石油への依存度低減と二酸化炭素削減に期待
横浜ゴムは2018年7月26日、理化学研究所、日本ゼオンとの共同研究により、バイオマス(生物資源)から効率的にイソプレンを生成できる世界初の新技術を開発したと発表した。 イソプレンは自動車タイヤなどの原料として使わ…詳細を見る -
京大、ゲル状の多孔性材料を開発――ナノ空間を重合する新合成手法を提案
京都大学は2018年7月24日、微小なコロイド粒子やゼリーのように柔らかいゲル状の多孔性材料の開発に成功したと発表した。 [caption id="attachment_32263" align="aligncen…詳細を見る -
低エネルギーで複数電子を授受できる超原子を作成――高効率のバッテリーや半導体の実現が視野に
米バージニアコモンウェルス大学のKhanna教授らの研究グループは、低エネルギーで複数の電子の授受が可能な超原子を作成する方法を発見したと発表した。効率的なバッテリーや半導体の開発につながる可能性がある。研究結果は、20…詳細を見る -
「ドラゴンボール」の”精神と時の部屋”の効果を再現――過重力下における運動学習能力向上を実証 中部大学
中部大学は2018年7月23日、過重力下において運動学習能力が高まることを実験で確認したと発表した。同大学工学部ロボット理工学科の平田豊教授らの研究グループによるもので、人気アニメ「ドラゴンボール」に地上よりも重力が大き…詳細を見る -
塗るだけでセラミックス超薄膜をコーティングできる技術を開発 大阪大と金沢大
大阪大学は2018年7月21日、金沢大学と共同で、原料を混ぜて塗るだけでナノメートルスケールのセラミックス超薄膜をコーティングできる技術を開発したと発表した。 有機太陽電池の緩衝層には、セラミックス薄膜を用いた方法…詳細を見る