カテゴリー:化学・素材系
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住友化学、PMMAベースの自動車部材向け高剛性/高タフネス透明樹脂を開発
住友化学は2018年6月25日、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)をベースにした高剛性/高タフネスを兼ね備えた透明樹脂を開発したと発表した。自動車の前面窓としてJISが定める耐衝撃性試験をクリアしたという。 近年、…詳細を見る -
関大とシャープ、空気中の湿気を液体の水に変えることができるスマートゲルを開発――従来の原理とは異なる除湿システムを実現
関西大学とシャープは2018年6月22日、空気中の湿気をわずかな加温によって液体状態の水として集めることができるスマートゲルの開発に成功したと発表した。 高分子ゲルは、食品や紙おむつ、コンタクトレンズなど身の回りに…詳細を見る -
都市大、透明度が高く生成も容易な「セルロース×ガラス」のハイブリッド材料を開発――自動車部品などの軽量化による環境負荷軽減への貢献に期待
東京都市大学は2018年6月22日、植物の主成分であるセルロースとガラスから、新しい有機・無機ハイブリッド材料を生成することに成功したと発表した。 セルロースは、地球上に豊富に存在している天然高分子であり、非可食性…詳細を見る -
5倍にも伸びてわずかな歪みも検知できる導電性繊維――スマート衣料やロボット用人工神経への応用も
スイス連邦工科大学ローザンヌ校は、細く、弾力性があり、電極やナノコンポジットポリマーなどを埋め込むことのできる繊維を開発した。この繊維はエラストマーでできており、光ファイバーと同じ熱延伸加工で作られている。5倍まで引き延…詳細を見る -
幹細胞バイオインクによる角膜の3Dプリントに成功――移植用角膜の不足解消を目指す新技術
英ニューキャッスル大学は、ヒトの角膜を3Dプリントすることに成功したと発表した。これは、将来的に移植用角膜の供給を大幅に増やせる可能性がある技術であり、研究成果は『Experimental Eye Research』誌に…詳細を見る -
東北大ら、ナノスケールでソフトマテリアルの3次元構造変化を観察できるTEM用試料ホルダーを開発
東北大学は2018年6月21日、メルビルと共同で、透過電子顕微鏡(TEM)内でソフトマテリアル(高分子ナノ複合材料)を大変形させながら、ナノスケールでの3次元構造変化を同視野で追跡できるTEM用試料ホルダーを開発したと発…詳細を見る -
熱電材料の性能を従来比2倍に増強――北大、電子を狭い空間に閉じ込め熱電材料を高性能化する理論を実証
北海道大学は2018年6月21日、狭い空間に電子を閉じ込めることで、熱を電気に変換する熱電材料の性能を従来の2倍に増強できることを初めて実証したと発表した。将来的に工場や火力発電所、自動車やコンピューターなどからの廃熱を…詳細を見る -
筑波大ら、酸性条件下でも腐食しない卑金属電極を開発――白金電極の100分の1のコストで実用レベルの電極性能を実現
筑波大学は2018年6月20日、大阪大学と協力して、水の電気分解において酸性条件下でも腐食しない卑金属電極を開発したと発表した。 水素は再生可能な次世代エネルギー源として注目されており、とりわけ化石燃料由来ではない…詳細を見る -
新日鉄住金、高成形性980MPa高張力鋼板を自動車骨格部品向けに実用化
新日鉄住金は2018年6月18日、590MPaハイテンと同等の高い成形性を持つ980MPa高張力鋼板(冷延鋼板・溶融亜鉛めっき鋼板)を開発し、日産自動車の新型車の骨格部分に採用されたことを発表した。 同社は従来から…詳細を見る -
NEDOと東芝、大面積かつ高効率のフィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールを開発
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2018年6月18日、東芝が、703cm²のモジュール面積で11.7%の高変換効率のフィルム型ペロブスカイト太陽電池モジュールの開発に成功したと発表した。NEDOの事業にお…詳細を見る