カテゴリー:化学・素材系
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水流の衝突時に「マトリョーシカ」ができる――ユタ州立大が形成プロセスを解明
アメリカのユタ州立大学の研究者らは、液滴が水面に衝突した際に水中で発生する現象について説明している。静止水面に対して、液滴が非常に短い間隔で連続して衝突した際に、水面下に生じる「空洞」の形成プロセスを解明したものだ。研究…詳細を見る -
3Dプリンターで創傷を治療――バイオインクを使って皮膚組織を形成する携帯型スキンプリンター
カナダのトロント大学応用理工学科のAxel Guenther准教授と博士課程学生のNavid Hakimi氏は、サニーブルック病院のMarc Jeschke博士らと協力して、創傷を覆う皮膚組織層をプリントするハンドヘルド…詳細を見る -
東工大など、貴金属や稀少金属を用いずにCO2を還元する高効率の光触媒を開発
東京工業大学と科学技術振興機構(JST)は2018年6月12日、同大学などによる研究グループが、有機半導体材料と鉄錯体から成る光触媒に可視光を照射すると、二酸化炭素(CO2)が一酸化炭素(CO)へ選択的に還元されることを…詳細を見る -
北大など、量子化学計算と実験実証を組み合わせ高性能なキラル触媒を開発
北海道大学は2018年6月13日、同大学の伊藤肇教授らによる研究グループが、工業的に重要な脂肪族末端アルケンの新しい反応の開発に関して、コンピューターによる量子化学計算と実験実証を多段階で繰り返し行うことで、キラル触媒の…詳細を見る -
難燃性マグネシウム合金を使った高速鉄道車両部分構体の試作に成功 NEDOなど
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と新構造材料技術研究組合(ISMA)は2018年6月12日、総合車両製作所などと共同で、難燃性のマグネシウム合金を用いて、新幹線車両と同一断面サイズの高速鉄道車両部分構体の試…詳細を見る -
温めると縮む材料――東工大など、これまでで最大の体積収縮を示す負熱膨張材料を発見
東京工業大学は2018年6月11日、東北大学および神奈川県立産業技術総合研究所と共同で、温めた際に最大の体積収縮を示す「負熱膨張材料」を発見したと発表した。 ほとんどの物質は熱によって膨張し体積が増すが、光通信や半…詳細を見る -
熱により変形し、冷えると金属並みの強度を示す新素材「タフブローン」――薄いテープ形状でさえ約450㎏の重量を保持
約450㎏の重量に耐えるほどの強度を持つ極薄テープ形状の新素材「タフブローン(ToughBraeon)」がMakuakeに登場した。タフブローンは、熱により簡単に変形でき、冷えると金属並みの強度を示すという。 タフ…詳細を見る -
最も重い素粒子「トップクォーク」の質量起源もヒッグス機構と判明――欧州合同原子核研究機関が発表
大型ハドロン衝突型加速器(LHC)のATLAS測定器で実験を行う「アトラス日本グループ」の主要メンバーである高エネルギー加速器研究機構と東京大学は2018年6月7日、欧州合同原子核研究機関(CERN)が同年6月4日午後2…詳細を見る -
業界初、アスファルト直下にも使用可能――帝人と秩父ケミカル、耐熱性と耐久性に優れた透水性舗装部材を開発
帝人と秩父ケミカルは2018年6月7日、施工性と貯水浸透能力の高さに加え、アスファルト直下にも施工できる耐熱性と耐久性に優れた透水性舗装部材「透水セル(仮称)」を共同開発したと発表した。同部材は既に、雨水貯留浸透技術協会…詳細を見る -
患者に合わせて成長する心臓弁――シミュレーションを使って再生医療による心臓弁を最適化設計する
チューリッヒ大学の研究チームが、再生医療による心臓弁を、コンピューターシミュレーションを使って最適設計する技術を開発した。各患者に合わせて移植組織がどのように成長、機能発揮するのかを予測し、複雑な心臓弁の構造設計を最適化…詳細を見る