カテゴリー:化学・素材系
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東北大学、炭素と水素のみでも二輪型分子ベアリングが自己選別的に組み上がることを発見
東北大学は2016年11月17日、炭素と水素の2つの元素のみから成る単純な二元素分子でも、球状分子を2つ連ねて「車軸」のようにして使うと、「自発的」に「相手を選んで」二輪型分子ベアリングが組み上がることを発見した。 …詳細を見る -
材料は化石?——安価で大容量なリチウムイオン電池の開発へ
米カリフォルニア大学リバーサイド校工学部の研究チームが、珪藻という単細胞藻類の化石からリチウムイオン電池のシリコン製陽極を作り出す手法を開発した。この手法は安価な上にエネルギー効率が高い。しかも、電気自動車などに向けた超…詳細を見る -
東大、水に溶けないセルロース/プルシアンブルー複合型ナノ材料を開発 放射性セシウム除去に有効
東京大学は2016年11月15日、低線量の放射性セシウム除去に有効な、水に溶けないセルロース/プルシアンブルー複合型ナノ材料を開発したと発表した。 青色の顔料であるプルシアンブルーは、以前から放射性セシウムを選択的…詳細を見る -
東大、材料強度の源となる”転位の伝播阻害過程”の観察に成功
東京大学は2016年11月12日、変形を担う転位の伝播が粒界よって阻害される過程をリアルタイムで観察し、材料の強度が向上する根本的な要因、つまり”なぜ粒界が転位の伝播を阻害するのか”を明らかにしたと発表した。 変形…詳細を見る -
阪大、従来と同等の硬さでもより速く効率的に自己修復可能な材料を開発
大阪大学は2016年11月11日、凹み傷も切り傷も自己修復できるコーティング材料を発表した。従来の自己修復材料には「硬いものは傷つくと修復しにくい」という課題があったが、今回の研究で「硬い材料でも速く効率の良い自己修復が…詳細を見る -
東芝、高い磁力を維持し180℃まで減磁耐性を保つサマリウムコバルト磁石を開発
東芝と東芝マテリアルは2016年11月10日、レアアースの中でも特に希少な重希土類を一切使用していない高鉄濃度サマリウムコバルト磁石をモータ向けに開発した。同磁石は、現在一般的に採用されている耐熱型ネオジム磁石を上回る磁…詳細を見る -
矢野経済研究所、車載用CFRPの世界需要予測調査結果を発表
矢野経済研究所は2016年11月9日、車載用CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の世界需要予測調査の結果を発表した。調査は2016年7月~10月に、自動車メーカー、炭素繊維メーカー、成形加工メーカー、機器メーカー、研究開…詳細を見る -
富士通研究所、人工光合成の太陽光エネルギー変換効率を高める材料技術を開発
富士通研究所は2016年11月7日、人工光合成技術で使用される太陽光と水の相互作用で電子と酸素を発生する明反応電極で、光励起材料をそのまま利用する場合と比較して酸素の発生効率を100倍以上向上させる薄膜形成プロセス技術を…詳細を見る -
ポリエーテルエーテルケトンと単層カーボンナノチューブの複合材料、耐熱性が450℃に向上
単層CNT融合新材料研究開発機構と産業技術総合研究所(産総研)は2016年11月7日、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)に単層カーボンナノチューブ(SGCNT)を加えたスーパーエンジニアリングプラスチック「PEEK/…詳細を見る -
レ二ウムの超伝導転移温度が“せん断ひずみ”で約2倍まで上昇すると判明
九州大学、九州工業大学、兵庫県立大学、産業技術総合研究所は2016年11月4日、レ二ウム金属の超伝導転移温度が“せん断ひずみ”の導入によって本来の値の約2倍まで上昇することを解明したと発表した。 超伝導転移温度上昇…詳細を見る