タグ:学術
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淡水と海水、浸透圧の違いで発電する「塩電池」向けに高効率な半透膜を開発
淡水と海水が混じり合う河口域では、河川水の流れによって塩分濃度に勾配が生じる。アメリカ化学会(ACS)は2024年4月24日、中国の研究チームが、この塩分濃度の勾配から浸透圧エネルギーを吸収して、高出力で発電する半透膜の…詳細を見る -
廃熱を利用して消費電力を削減する冷凍方法を開発
中国のKeAi Communicationsは4月10日、中国・西安交通大学の研究チームが、従来の冷凍方法である蒸気圧縮冷凍サイクル(VCR)と吸収冷凍サイクル(ARC)を融合した、圧縮/吸収カスケード冷凍サイクル(CA…詳細を見る -
古典的な2つの核融合プロセスを統合してプラズマを安定化
アメリカのエネルギー省プリンストンプラズマ物理研究所(PPPL)は4月16日、同研究所の研究チームが、核融合の閉じ込められたプラズマから、熱や粒子が漏出するのを効率的に防ぐ新しい手法を考案したと発表した。 従来から…詳細を見る -
紙の材質を最大限活用した、生分解性電気回路の開発
米ビンガムトン大学の研究チームが、紙の材質を最大限活用した、環境に優しい生分解性の紙製電子回路「Papertronics」を開発した。同回路は、再利用可能な1枚の紙に回路基板の全ての電子部品を集積できる。 同研究成…詳細を見る -
二酸化炭素を消費して発電するナノシートを開発
オーストラリア・クイーンズランド大学は2024年4月18日、同大学の研究チームが、二酸化炭素(CO2)を吸収して発電するナノシートを試作し、ナノ発電機の概念実証に成功したと発表した。同技術は、温室効果ガスを消費できるカー…詳細を見る -
再生可能エネルギーを貯蔵しながら二酸化炭素を回収する新しい電池――最大10時間の蓄電が可能
米エネルギー省(DOE)所管のオークリッジ国立研究所(ORNL)は、2024年5月15日、再生可能エネルギーを貯蔵しながら大気中の二酸化炭素(CO2)を回収する、電池技術を開発していると発表した。 CO2電池の研究…詳細を見る -
髪の毛の太さより薄い太陽電池セルで、ドローンの飛行時間を延長する
地球上でも宇宙空間でも、電力システムが独力で長時間稼働するには自律的なエネルギー供給が必要不可欠だ。遠隔地や予測不能な環境では、特に重要となる。この課題を解決するために、オーストリアのヨハネスケプラー大学(JKU)リンツ…詳細を見る -
記録的な高エネルギー/電力密度のマイクロキャパシタの開発
ローレンス・バークレー国立研究所とカリフォルニア大学バークレー校の共同研究チームが、記録的な高エネルギー密度のマイクロキャパシタを開発した。同マイクロキャパシタは、電子機器の小型化とエネルギー効率向上に向けたオンチップの…詳細を見る -
再生可能エネルギーを低コストで貯蔵――イスラエルのBaroMarが海底設置型圧縮空気貯蔵システムを開発
イスラエルのスタートアップ企業BaroMarが、圧縮空気を長期間安定的に貯蔵できるタンクを深度700mまでの海底に設置する、コスト効率の高い圧縮空気エネルギー貯蔵システム(CAES)を開発している。深海における静水圧を利…詳細を見る -
放射冷却を利用した持続可能な冷房手法――開口ミラー構造で建物の放射冷却を強化
放射冷却を利用した持続可能な冷房手法の1つとして、開口ミラー構造で放射冷却を強化する手法が提案され、シミュレーションで実証された。この研究はシンガポール国立大学量子技術センター(CQT)によるもので、2024年4月2日付…詳細を見る