タグ:Nature Materials
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水中でも数カ月濡れない――ミズグモをヒントに、画期的な超撥水性表面を開発
大気中の酸素しか取り込めない肺を持っているにもかかわらず、水中で暮らすクモがいる。ミズグモ(Argyroneta aquatica)という名のこのクモは、何百万本ものざらざらとした撥水性の微毛に蓄えられた空気を水からのバ…詳細を見る -
電池不要のアクチュエーターも――光で分子構造が変わる「フォトクロミック結晶」を使った複合材料を開発
コロラド大学ボルダー校の研究チームが、光の照射によって分子構造が変化するフォトクロミック結晶を用いて、弾力性のある高分子複合材料を開発した。光照射するだけで電気や熱の介在なしに、迅速な機械的変形を100サイクル以上繰り返…詳細を見る -
金属を使わない生体適合性電極――MIT、柔軟で印刷可能なインプラント用電極を開発
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、生体組織のように柔軟かつ耐久性があり、しかも金属のように電気伝導する、ゼリー状のインプラント用非金属材料を開発した。高導電性高分子とヒドロゲルを複合した材料であり、インプ…詳細を見る -
19世紀の写真技術を使い、伸縮性の変色フィルムを開発
MITの研究チームが、タッチセンサーや医療用圧力モニター、圧迫包帯、マンマシンインタフェースなどへの応用を目的として、圧力や歪みの付加により色が変化する伸縮性フィルムを開発した。カラー写真を史上始めて実現した19世紀の写…詳細を見る -
金属を10倍強化できる可能性も――MIT、超高速加工による結晶粒微細化メカニズムを解明
MITの研究チームが、金属材料を超高速で加工変形させたときに起こるナノスケールの結晶粒微細化メカニズムを、先端的の物理解析機器および電子顕微鏡を用いて明らかにすることに成功した。レーザー誘起粒子射出法により、10μmの銅…詳細を見る -
コストは従来の100分の1以下――MIT、水の電気分解速度を高める安価な触媒材料「MHOF」を開発
MITを中心とする研究チームは、安価で豊富な成分からなる新しいタイプの触媒材料「金属水酸化物−有機構造(MHOF)」を開発した。この材料は、特定の化学プロセスのニーズに合わせて触媒の構造と組成を正確に調整でき、既存の高価…詳細を見る -
反強磁性体を使い、高集積化が可能な高効率熱発電素子を考案
マックスプランク固体化学物理学研究所(MPI CPfS)の研究チームが、オハイオ州立大学およびシンシナティ大学の研究チームと共同で、反強磁性体YbMnBi2における巨大な熱電効果を発見した。従来から提案されている、温度差…詳細を見る -
手首の脈動でも発電する――柔軟で耐水性を備えたバイオエレクトロニクス向け発電デバイス
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームは、手首の脈動といったわずかな動きも利用して自己発電する柔軟なバイオエレクトロニクスデバイスを開発した。汗や水にも強く、着用型または埋め込み型の発電機や医療センサー…詳細を見る -
廃熱を電気エネルギーに変換する高効率熱電材料を開発
米国ノースウェスタン大学と韓国ソウル大学の共同研究チームが、温度差を起電力に変換する熱電効果の高い多結晶セレン化スズを製造する技術を開発した。高純度化によって有害な表面酸化物を除去することに成功し、これまでに報告されてい…詳細を見る -
ナノ粒子から多孔質金属を生成する際に生じる問題を解決した、新しい自己組織化手法
天然の木材は、強度密度比が高く、何百フィートもの高さに成長するほど頑丈であるが、伐採後に河川に浮かべて川下りができるほど軽いため、あらゆる場所で建築材として使用されている。 過去3年間、米ペンシルベニア大学のエンジ…詳細を見る