カテゴリー:技術ニュース
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99.7%超の精度でウイスキーを識別する人工舌――偽造アルコールの識別にも活用可能か
スコットランドのグラスゴー大学とストラスクライド大学は、金とアルミニウムの光学的特性を利用して、ウイスキーのわずかな味の違いがわかる人工の「舌」を開発した。この成果は、2019年7月3日に『Nanoscale』に掲載され…詳細を見る -
幅広い温度分布を高精細に計測できるフレキシブルセンサーシートを開発――密閉空間や狭所など隠れた場所の温度分布を可視化 産総研ら
産業技術総合研究所(産総研)は2019年8月29日、薄い樹脂フィルムの表面に感度の高い温度検出部を多数配列した温度分布センサーシートを開発したと発表した。 一般的な温度計測では、体温測定時のように計測器を固定したあ…詳細を見る -
世界初、半導体プラスチック材料でイオン交換現象を発見――イオンで電子を制御して金属性プラスチックを実現 東大
東京大学は2019年8月29日、同大学の研究グループが世界で初めて、水の浄化やタンパク質の抽出/精製に使用される「イオン交換」が半導体プラスチック(高分子半導体)でもナノメートルサイズの隙間を用いて可能であることを明らか…詳細を見る -
ファーウェイ、自社OS「HarmonyOS」を発表
中国の通信機器大手Huaweiは2019年8月9日、デベロッパーコンファレンスにおいて独自開発のオペレーティングシステム「HarmonyOS」を発表した。 HarmonyOSは、IoTデバイス向けのマイクロカーネル…詳細を見る -
結晶の構造欠陥の新しい除去法を発見――規則的配置を持ったホウ素結晶を世界で初めて実現 大阪大など
大阪大学は2019年8月27日、ロシア高圧研究所、ロシア原子核研究所、ドレスデン工科大学と共同で、結晶の構造欠陥に対する有効な除去方法を発見したと発表した。 半導体は、欠陥を制御することで正と負の両方の電子を持たせ…詳細を見る -
1g程度と軽量かつ無音で駆動する伸縮性小型ポンプを開発――ソフトロボットの進化に期待 芝浦工業大など
芝浦工業大学は2019年8月28日、電気通信大学、スイス連邦工科大学ローザンヌ校と共同で、電気で駆動する伸縮性小型ポンプを開発したと発表した。このポンプは、柔軟/軽量(1g程度)/無音で、従来のポンプと同等の出力を示すと…詳細を見る -
ナイロンを使い、透明で厚さ数百nmの強誘電性フィルムを開発――電子テキスタイルなどに応用可能か
独マックスプランク高分子研究所の研究グループは、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツ、ウッチ工科大学と共同で、人間の髪の毛より数百倍薄いナイロンフィルムを開発した。厚さはわずか数百ナノメートルで、曲げられる電子機器や衣類…詳細を見る -
50nm台の波長分解能を持つ分光型赤外線センサーを開発――熱ふく射の波長分布が未知の物体でも、非接触で真温度計測可能に NIMS
物質・材料研究機構(NIMS)は2019年8月26日、物質の熱ふく射を波長分解するとともに、飛来する方向を絞って検出できる多波長型 (分光型) の赤外線センサーを開発したと発表した。同センサーは50nmの波長分解能と±1…詳細を見る -
地磁気逆転で世界破滅の心配はない?――2万2000年以上かかり、対応に十分な時間があると米教授が分析
方位磁針のN極は北を指し、S極は南を指す。地球に磁場があるから起きることだが、この常識は過去360万年の間に11回は“引っ繰り返った”と考えられている。「地磁気逆転」と呼ばれる現象だが、この現象については、古代の溶岩流な…詳細を見る -
全方向に連続的に移動可能な「円形断面形クローラー」を開発――不安定な接地面でも向きを変えずにスムーズに移動可能 NEDOと東北大学
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2019年8月26日、東北大学と共同で、全方向(360度方向)への連続移動が可能な円形断面形クローラーの開発に世界で初めて成功したと発表した。 車椅子や移動型ロボット…詳細を見る