カテゴリー:技術ニュース
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室温動作スピントロニクス素子を用いて量子アニーリングマシンの機能を実現――情報処理技術の新たな展開に期待 東北大
東北大学は2019年9月19日、米パデュー大学と共同で、量子ビット(Quantum bit:qビット)と似た機能を有する新概念スピントロニクス素子を開発し、それを用いて量子アニーリングマシンを模倣したシステムを構築し、室…詳細を見る -
ハーバード大、”切り紙”の数学的フレームワークを考案
日本の切り紙から着想を得て、ハーバード大学工学・応用科学大学院(SEAS)にあるMahadevan研究室の研究者たちが、シート状の素材を意図した形状へと変形させる数学的フレームワークを考案した。この論文は2019年8月1…詳細を見る -
弱い圧力をかけるだけで熱を取り出せる蓄熱セラミックスを開発――自動車用の蓄熱材料として有効 東京大と筑波大
東京大学と筑波大学は2019年9月18日、長時間の蓄熱が可能で、弱い圧力を加えると瞬時に熱を放出できる新しい蓄熱材料を開発したと発表した。 熱エネルギーを蓄積できる蓄熱材料は、顕熱蓄熱材料と固液潜熱蓄熱材料に大別さ…詳細を見る -
”脳に優しく高性能”な頭蓋内電極を開発――基材をシリコンからハイドロゲルに、材料はすべて有機物
東北大学は2019年9月17日、大学病院臨床研究推進センターと共同で、水分70%以上のハイドロゲルを基材とする頭蓋内電極を開発したと発表した。 電極の材料はすべて有機物。厚さ0.3mmの炭素繊維布(CF)を電極材料…詳細を見る -
液晶分子に光照射、応答速度は想定の1万倍以上だった――分子ロボットなどへの応用に期待
筑波大学と東京大学は2019年9月13日、液晶の中にあるアゾベンゼン分子に光を照射し、100億分の1秒で集団的に運動する現象を初めて観測することに成功したと発表した。 アゾベンゼン分子は光を当てると1兆分の1秒程度…詳細を見る -
パスタのようなグリッパーで優しく掴む、クラゲ捕獲用水中ロボットハンドを開発
海に棲むクラゲは、その体重の95%は水分だ。だが、残りの5%には、多くの科学的研究対象が含まれているという。例えば緑色の蛍光物質や、老化現象の解明のヒントになるかもしれない生態などだ。 クラゲの研究の難しさのひとつ…詳細を見る -
基板にひずみを加えるだけで素子内の熱流方向を制御――スピンカロリトロニクス現象と磁気弾性現象を組み合わせて実現 大阪大など
大阪大学は2019年9月13日、東京大学、豊田工業大学、物質・材料研究機構と共同で、数~十数ナノメートル厚の金属磁性体薄膜に電流を流した際に発生する熱流の方向を、ひずみを加えることによって能動的に制御できることを実証した…詳細を見る -
光学機器用カラーフィルター等に発生する「膜厚ムラ」形成機構を解明――溶媒の種類、濃度の調整でムラを回避・抑制 東京都市大
東京都市大学は2019年9月13日、光学機器に用いられるカラーフィルター等に製造時に生じる膜厚ムラの形成機構を解明し、このムラを回避、抑制するための指針を発表した。 産業用フィルムなどにみられる膜厚ムラは、製造時の…詳細を見る -
厚さわずか10原子、電子デバイス用超薄型ヒートシールドを開発
スタンフォード大学の研究チームが、数種類の2D薄膜を積層することにより、厚さわずか10原子の電子デバイス用ヒートシールドを開発した。100倍も厚いガラスシートと同程度の高い熱遮蔽効果を持つことを実証したものであり、将来的…詳細を見る -
高解像度パターンを転写できる有機無機ハイブリッドレジスト材料を開発
ブルックヘブン国立研究所の研究チームが、次世代エレクトロニクス向けに、高解像度パターンを転写できる、有機無機ハイブリッド型レジスト材料を考案した。これまでより高いコントラストやアスペクト比が得られ、30nmレベルの解像度…詳細を見る