カテゴリー:海外ニュース
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シリコンによる光子アップコンバージョン技術を開発――低侵襲なガンの光線力学療法へ向けて
毒性のないシリコンナノ結晶を用いて、低エネルギーの光子を高エネルギーの光子に変換することに成功した。この研究は、カリフォルニア大学リバーサイド校とテキサス大学オースティン校が共同で行ったもので、成果は2019年12月2日…詳細を見る -
電子機器の発熱を大幅に削減できる――マグノンを利用した磁化スイッチングに成功
シンガポール国立大学の研究チームは、室温でスピン波を利用した磁化スイッチングに成功した。電流を使用することなく情報をエンコードする画期的な方法であり、ジュール熱の大幅な低減が可能で、エネルギー効率の高い高速デバイスの開発…詳細を見る -
電子散乱法により陽子半径を高精度に測定――陽子半径問題に決着か
米国ジェファーソン研究所のPRadコラボレーションは、電子散乱によって陽子のサイズを測定する新たな手法を用いて、陽子半径の新しい値を得たと発表した。その値は0.831フェトムメートル(fm)であり、以前の電子散乱値0.8…詳細を見る -
NASA、「ロボットホテル」を国際宇宙ステーションに設置
NASAは2019年12月5日、「ロボットホテル」を国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げた。ホテルとはいうものの、実際にはロボットを宇宙線や微小隕石、スペースデブリから保護するストレージユニット「Robotic…詳細を見る -
電子部品を小型化できる単原子層アンチモン――シリコン半導体を置き換える可能性も
テキサス大学オースティン校の研究チームが、シリコンを代替して、より小型の半導体デバイスを実現する可能性のある新材料を見出した。第一原理計算とボルツマン輸送方程式により荷電粒子の移動度を計算し、単原子層のアンチモンが本来的…詳細を見る -
ペロブスカイト太陽電池やタッチスクリーンの効率と耐久性を上げる新しい素材を開発
米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、柔軟かつ透明な導電性材料をもったコーティング材料を開発した。太陽電池やタッチスクリーンに現在使われる透明導電膜の欠点を補い、デバイスの性能と耐久性の向上に役立つ材料とし…詳細を見る -
水中の敵を射抜く!――水中を突き進む銃弾をアメリカ特殊作戦軍が新開発
水の中で発砲しても真っすぐ突き進み、水中にいる敵を狙撃できる銃弾をアメリカ特殊作戦軍が兵器製造会社と共同で開発中だ。 水面下で一般的な弾丸を撃っても、空気より密度が高い水の中では弾丸の推進力が大幅に落ちてしまうため…詳細を見る -
IBMの「Project Debater AI」、伝統あるケンブリッジのディベートクラブで「AIの危険性」を語る
世界最古のディベートクラブであるケンブリッジ・ユニオン・ソサエティで2019年11月21日、2つのチームが「AIは善よりも害をもたらすかどうか」というディベートを展開した。各チームには、特別ゲストとしてIBMのディベート…詳細を見る -
列車が空中を高速で「飛ぶ」――アフリカ、ヨーロッパ、アジア3大陸をつなぐ一大ビジョン
設計コンサルタント会社のManyoneが、電磁ゲートを使って車両を時速804km以上で浮遊走行させるという新世代交通システムのビジョンを提案した。 このシステムの名称は「AeroSlider」。線路を使わずに、アフ…詳細を見る -
乳牛はVRヘッドセットの価格に見合う量の牛乳を生産できるか
ロシアのモスクワ州農業食料省は、2019年11月25日、モスクワ郊外の農家が乳牛にVRヘッドセットを装着してミルク生産量が変化するかを試したと発表した。 IT技術は多くの分野で活用されているが、農業分野でも効果的な…詳細を見る