カテゴリー:化学・素材系
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酸化物ナノシートと色素分子を融合した可視光駆動型水分解光触媒を開発――水と太陽光から水素を製造 東工大
東京工業大学理学院化学系 准教授の前田和彦氏らは2020年4月28日、酸化物ナノシートと色素分子を融合した可視光駆動型水分解光触媒を開発したと発表した。太陽光に多く含まれる可視光をエネルギー源にして、水から水素を製造でき…詳細を見る -
コロナウイルスを検出できるセンサー――エアバス、航空機セキュリティ向けの化学物質検出技術を強化
エアバスとKonikuは2020年5月4日、航空機と空港のセキュリティ運用のための共同開発において、化学物質や爆発物の脅威に加え、生物学的な危険に対する検出性能を含めた研究を行うと発表した。 Konikuは、生体細…詳細を見る -
着るだけで体温や心拍を測定――洗濯機で洗えるスマート衣類「E-TeCS」
MIT Media Labの研究者らが、体温や心拍数、呼吸数といったバイタルサインの測定と送信ができる衣類「E-TeCS(Electronic Textile Conformable Suit)」を開発した。伸縮性の高い…詳細を見る -
3Dプリント製サンゴで、微細藻類の成長を100倍加速――サンゴ礁の共生をヒントにした高効率集光システムの研究
ケンブリッジ大学とカリフォルニア大学サンディエゴ校は、サンゴの微細構造を模倣して微細藻類を速く成長させることができる構造を3Dプリントにより作製した。この研究は2020年4月9日、『Nature Communicatio…詳細を見る -
3D微細構造をリアルタイムでキャプチャする技術を開発
アメリカエネルギー省(DOE) ナノスケール材料センター(CNM)の研究グループは、材料の微細構造を3次元でリアルタイムに定量解析できる機械学習のアルゴリズムを開発した。このアルゴリズムは、ほとんどの構造材料の分析に応用…詳細を見る -
少量の樹脂分で光架橋する3次元造形用インクを開発――透明シリカガラス部材の焼成時間を大幅短縮へ
横浜国立大学は2020年5月21日、ガラスやセラミックスの原料粒子間をわずかな樹脂分で光架橋する新しい3次元造形用インクを開発し、このインクでμmからcmスケールの構造を持つシリカガラス部材の3次元造形を製作できることを…詳細を見る -
偽造不可能な光認証デバイスを開発――光の照射により発光特性の切り替えが可能な分子で作製
筑波大学は2020年5月22日、ジアリールエテン分子の自己組織化によってマイクロ球体光共振器を作製し、球体内部への光閉じ込めによる 「ささやきの回廊(Whispering Gallery Mode:WGM)共鳴発光」のス…詳細を見る -
重元素の起源に迫る加速器実験
アルゴンヌ国立研究所を中心とする国際研究チームが、欧州原子核共同研究所(CERN)の施設を用いて、原子核として高い安定性を有する同位体206Hgを、高エネルギーに加速して重水素に衝突させ中性子を捕獲させることにより、中性…詳細を見る -
高強度鋼構造部品をSLM方式で3Dプリントする手法を開発
テキサスA&M大学の研究チームは米空軍研究所と共同で、レーザー光を用いた3Dプリンティングにより、複雑な形状を有する高強度鋼構造部品を、欠陥なく高品質に製造する手法を開発した。実験と組み合わせた数学モデルによって、融合不…詳細を見る -
弾性率390GPaの高弾性率炭素繊維、軽量/複雑な形状で高剛性の部品が製造可能に 東レ
東レは2020年5月21日、産業用に広く用いることができる新規の高弾性率炭素繊維と、その炭素繊維を使用した射出成形加工に最適な樹脂ペレットを創出したと発表した。このペレットを用いれば、効率的に高剛性の部品を軽量/複雑な形…詳細を見る