カテゴリー:化学・素材系
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日本書紀に記録された「赤気」は扇形オーロラ――天文学者と日本文学者が解明
日本最古の天文記録として知られる「日本書紀」に記された「赤気」が、近年の古典籍を用いたオーロラ研究で解明されてきた「扇形オーロラ」だと考えられると発表された。この研究は国立極地研究所と国文学研究資料館を中心とした研究グル…詳細を見る -
大気、熱、バイアスストレス耐性を持つ、高信頼性/高移動度電子輸送性有機半導体材料を開発
東京大学大学院新領域創成科学研究科は2020年5月2日、筑波大学、北里大学、産業技術総合研究所と共同で、高信頼性/高移動度で、大気、熱、バイアスストレス耐性を有し、実用に耐えうる塗布型n型有機半導体材料の開発に成功したと…詳細を見る -
東工大、131件の特許を期間限定で無償開放――新型コロナウイルス感染症後の社会再起動に向けた事業を支援
東京工業大学は2020年5月7日、「社会再起動技術推進事業(Social Rebooting Technology Initiative)」を立ち上げ、同学が保有する特許131件を一定期間、無償で開放するプロジェクトを開…詳細を見る -
炭素二原子分子の常温常圧での化学合成に成功、実験化学者と理論化学者の論争に終止符
東京大学は2020年5月1日、信州大学と理化学研究所と共同で、室温における炭素二原子分子(C2)の化学合成に成功したと発表した。実験化学者と理論化学者間で論争となっていたC2の化学結合について、電荷シフト結合を含む4つの…詳細を見る -
バクテリアで二酸化炭素を燃料に変える――人工光合成バイオハイブリッドシステムを開発、将来の火星探査も視野に
カリフォルニア大学バークレー校、ローレンスバークレー国立研究所の研究チームは、バクテリアとナノワイヤを組み合わせた人工光合成システムから、効率的に有機化合物を生産する技術を開発した。二酸化炭素と水から、燃料や薬品の原料と…詳細を見る -
ダイヤモンドよりも強固なカーボンナノ構造体の作製に成功
米カリフォルニア大学(UC)アーバイン校は、2020年4月13日、板状ナノ格子構造、すなわち、ナノメートルサイズのカーボン構造体を設計し、その材料の製造に成功したと発表した。強度と硬度を検証したところ、多孔質材の理論値上…詳細を見る -
軽量高剛性ガラス繊維の物性を予測する機械学習アルゴリズムを開発
多様な添加酸化物を含有する10万種類のSiO2系ガラスの、密度と弾性率を正確に予測できる機械学習アルゴリズムが、ミシガン大学の研究チームによって開発された。自動車や風力タービンに用いられる繊維強化複合材料に向けて、軽量で…詳細を見る -
医療用ソフトマテリアルを開発――人体組織の代替も可能に
スウェーデンのチャルマース工科大学の研究チームは、毒性が低く、ヒト組織と置き換え可能なナノ構造化材料を開発した。ゴムのように柔軟性と弾力性を備え、加工性も高い。研究結果は、2020年1月28日付の『ACS Nano』に掲…詳細を見る -
アストンマーティン、イギリスの医療従事者たちを支援――防護具の開発製造から車両修理サービスまで
イギリスの高級車メーカーであるアストンマーティンは、2020年4月9日、医療現場の最前線で新型コロナウイルスと闘っている英NHS(国民保健サービス)の医療従事者に対し、個人防護具(PPE)を提供する活動を始めたと発表した…詳細を見る -
医療崩壊を防ぐためのアルゴリズム――新型コロナウィルスと闘う医療スタッフ向けの意思決定ガイドラインを公開
スタンフォード大学の外科研究チームが、新型コロナウィルス感染症COVID-19から、非常緊急手術室の医療スタッフを守り、個人用防護具(personal protective equipment:PPE)の合理的な使用を判…詳細を見る