カテゴリー:化学・素材系
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1nm級固溶合金の連続合成が可能な量産化技術開発――触媒や電子材料、光学材料、磁性材料などへの応用に期待 フルヤ金属と京都大学
科学技術振興機構は2019年9月30日、フルヤ金属と京都大学が共同で、これまでは安定量産化が困難とされてきた数ナノメートルの固溶合金の連続合成が可能な量産化技術を開発したと発表した。 従来の固溶ナノ合金の量産手法で…詳細を見る -
温度で光の透過量が変化する液晶複合材料を開発――室内への太陽光侵入量を電力無しで調整できる省エネ窓ガラスなどへの応用に期待 産総研など
産業技術総合研究所(産総研)は2019年9月30日、神戸市立工業高等専門学校および大阪有機化学工業と共同で、温度変化によって透明度と光の前方散乱強度が同時に変化し調光ガラスに応用可能な、液晶と高分子の複合材料を開発したと…詳細を見る -
素粒子ミュオンで透明半導体IGZO中の不純物水素の局所電子状態を解明――微量な水素の振る舞いが明らかに KEKら
高エネルギー加速器研究機構(KEK)は2019年9月27日、東京工業大学と共同で、ディスプレイ用として広く使われている透明半導体IGZO(イグゾー)における微量の不純物水素の振る舞いを明らかにしたと発表した。 IG…詳細を見る -
ダイヤモンド複合材料を開発――複雑な形状の超硬部品が製造可能に
Sandvik Additive Manufacturingが、幅広い産業用途に適した、3Dプリントダイヤモンド複合材料を開発、2019年5月21日~23日にデトロイトで開催されたRAPID+TCTショーにて、発表した。…詳細を見る -
独自開発の触媒を用いて高価な重水素を安価な原料から製造――ギ酸と重水を原料とし特殊な重水素の選択的な作り分けに成功 阪大とJST
大阪大学は2019年9月25日、JST戦略的創造研究推進事業において、同大学の研究グループが、独自に開発した触媒を用いて安価なギ酸(HCOOH)と重水(D2O)を原料として、高価な重水素(D2およびHD)を選択的に作り分…詳細を見る -
発電細菌を使った微生物燃料電池システムを共同開発――電源として、CO2センサーの駆動に成功
農研機構と旭化成エレクトロニクスは2019年9月24日、微生物燃料電池(MFC:Microbial Fuel Cell)と、MFCが発電した電力を効率的に回収するエナジーハーベスタを組み合わせたMFCシステムを共同開発し…詳細を見る -
硫化物系固体電解質を用いたコイン形全固体電池のサンプル出荷を開始――10年以上の長寿命特性と100℃以上の高温耐性を両立 マクセル
マクセルは2019年9月20日、硫化物系固体電解質を使用したコイン形全固体電池を開発し、9月上旬からサンプル出荷を開始したと発表した。 電池の性能を決める主な特性にはトレードオフの関係にあるものが多いため、従来の材…詳細を見る -
固体物理蓄電体の電子吸着部分の形状の制御に成功――アモルファス金属と二酸化炭素ナノバブルを利用 東北大学
東北大学未来科学技術共同研究センターは2019年9月20日、次世代電気二重層キャパシタである固体物理蓄電体の電子吸着部分の形状を制御することに成功したと発表した。 今回の研究は、東北大学工学部創造工学研修(工学部1…詳細を見る -
金属を骨のように治す――溶接を使わない多孔質金属の修復方法を考案
米ペンシルベニア大学の研究者達は、多孔質の発泡金属の特性を損なうことなく修復する技術を開発し、科学ジャーナル『Advanced Functional Materials』に発表した。 金属製品の修理には破損部分を高…詳細を見る -
超精密な金属製中性子集束ミラーを開発――多様な中性子ビーム集束デバイスの普及に期待 理研ら
理化学研究所(理研)は2019年9月19日、高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所、京都大学らの共同研究グループとともに、金型用の超精密加工技術と金属多層膜の成膜技術を融合させることで、金属材料のみで構成される中性…詳細を見る