カテゴリー:化学・素材系
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MIT、原子を使って分子を絶対零度近くまで冷却する方法を発見――分子ベースの量子コンピューティングを可能にする技術
米マサチューセッツ工科大学(MIT)は、2020年4月8日、ナトリウムリチウム分子を200ナノケルビンまで冷却する方法を発見したと発表した。200ナノケルビンは、絶対零度をほんのわずかに上回る程度の極低温だ。研究成果は、…詳細を見る -
インコネルやハステロイなどNi基合金を加工する高耐食合金用エッチング液を開発
佐々木化学薬品は2020年4月23日、高耐食合金用エッチング液「エスクリーンRE-100」の開発に成功したと発表した。同製品を使えば、高耐食合金の加工時間を短縮し、設備を簡素化できるという。 航空・宇宙分野の部品に…詳細を見る -
香港の不動産大手、マスク1000万枚を無料配布するプロジェクトを開始――受け取りにQRコード付きカードを活用
新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)により、世界中でマスクが不足しているが、香港で不動産、ホテル、デパート経営など幅広い事業を手掛ける不動産大手グループ会社、新世界発展有限公司(ニューワールド・デベロッ…詳細を見る -
セルロースベースの3Dプリントにより、複雑な形状を造形する技術を開発
スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH)とスイス連邦材料試験研究所(Empa)の研究チームは、従来よりもセルロースを多く含んだ複雑な造形物を簡単に3Dプリントする方法を開発したと発表した。直接インク書き込み(DIW)法…詳細を見る -
アップル、医療従事者向けにマスクとフェイスシールドを供給――コロナ対策最前線を支援
アップルのCEOであるティム・クック氏は2020年4月5日、ツイッターに動画を掲載し、マスクを2000万個以上調達したことと、医療従事者向けにフェイスシールドを設計、製造し、出荷を始めたことを発表した。 クック氏は…詳細を見る -
世界最大の核融合超伝導トカマク型実験装置が12年ぶりに始動 量研那珂核融合研究所
量子科学技術研究開発機構 核融合エネルギー部門那珂核融合研究所は2020年4月22日、世界最大の核融合超伝導トカマク型実験装置「JT-60SA」の組立が2020年3月に完了し、装置を始動すると発表した。最初のプラズマを着…詳細を見る -
生分解性樹脂マイクロビーズ、スクラブを開発――マイクロプラスチックビーズと置き換えが可能 GSアライアンス
GSアライアンスは2020年4月21日、セルロース、ポリ乳酸、デンプン系生分解性樹脂を基に、生分解性樹脂マイクロビーズ、マイクロスクラブ、生分解性樹脂微粒子を開発したと発表した。マイクロプラスチックビーズを生分解性ビーズ…詳細を見る -
東大、「スリップ現象」の機構を解明――固体表面上を流れる液体が気体相を発生させるメカニズムとは
東京大学生産技術研究所の田中肇教授は、2020年3月30日、管の中を流れる液体の振る舞いをシミュレートするモデルを用いて、固体の上を液体が流れるとき、ある流速を超えると固体表面上の流速がゼロでなくなることが知られている、…詳細を見る -
3Dバイオプリントによる精密医療向け、ユニバーサルキャリアインクを開発
スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHZ)の研究チームは、3Dプリンターのノズル内に圧送すると液化し、ノズルから噴射したと直ちに元の形状に戻るゲルを開発した。セルロース繊維と生分解性ナノ粒子を組み合わせたキャリアインク…詳細を見る -
レーザー表面加工で着氷を迅速に除去――不凍液を使わない新たな除氷技術を開発
フラウンホーファー研究機構 材料・ビーム技術研究所(IWS)の研究チームは、エアバスとドレスデン工科大学と共同で、航空機の表面に付着した氷が自力で剥がれ落ちる除氷技術を開発した。研究成果は、『Advanced Funct…詳細を見る