カテゴリー:化学・素材系
-
細胞由来の生きた皮膚を持つ顔型のロボットを開発 東京大学
東京大学は2024年6月26日、同大学大学院情報理工学系研究科の研究グループが、人の皮膚細胞から作製した「培養皮膚」を利用し、細胞由来の生きた皮膚を持つ顔型のロボットを開発したと発表した。人間の皮膚支帯構造から着想を得て…詳細を見る -
低温下でも優れた吸着性能を発揮――再利用可能なスポンジ状のオイル回収材を開発
海洋への油流出事故は、迅速かつ効果的に浄化しなければ、海洋や沿岸環境に永続的なダメージを与える可能性がある。カナダの国立シンクロトロン光源施設であるCanadian Light Source(CSL)は2024年5月27…詳細を見る -
非接触で動きを検出――電場で物体を感知する柔軟なフィルムを開発
中国の華東理工大学(ECUST)の研究チームが、非接触で物体を感知する柔軟なフィルムを開発した。まつげの近接を検出してまばたきを信号に変換する「まばたき検知メガネ」の実証にも成功している。研究成果は2024年5月22日、…詳細を見る -
低環境負荷のカーボンナノチューブ複合セルロース繊維を開発――レーヨンに迫る強度と伸度を両立 産総研ら
産業技術総合研究所は2024年6月25日、オーミケンシおよび信州大学との共同研究グループが、レーヨンに匹敵する強度と伸度を兼ね備えた、低環境負荷のカーボンナノチューブ複合セルロース繊維を開発したと発表した。 自動運…詳細を見る -
二酸化炭素をほぼ100%の効率でクリーン燃料に変える安価な方法
米シカゴ大学の研究チームが、安価で豊富に存在する亜鉛触媒を使用し、ほぼ100%の効率で二酸化炭素(CO2)をクリーン燃料や有用化学物質に変換する方法を開発した。同技術は、温室効果ガスの排出を削減するクリーンなエネルギール…詳細を見る -
銅でコーティングした鋼が90%の滅菌性能を示す
米ジョージア工科大学の研究チームは、細菌感染を防ぐための改良ステンレス鋼を開発した。電気化学的手法によりステンレス鋼表面にナノサイズのテクスチャをエッチングし、天然の抗菌特性を持つ銅でコーティングした抗菌素材だ。研究成果…詳細を見る -
コーヒーかすを使ってコンクリートを強化――オーストラリアの歩道を整備
豪ロイヤルメルボルン工科大(RMIT)の研究チームは5月22日、メルボルン郊外に、世界初となる抽出後のコーヒーの粉(コーヒーかす)を使ったコンクリート舗装の歩道を整備したと発表した。 生ごみなどの有機性廃棄物から発…詳細を見る -
多孔質ハイドロゲル開発で大気中の集水を効率化
中国科学院は2024年5月13日、同大学の寧波材料技術工程研究所と独マックスプランク微細構造物理研究所の共同研究チームが、クライオゲル化技術による多孔質ハイドロゲルを開発し、大気中の水分を迅速かつ効率的に回収する方法を見…詳細を見る -
非金属触媒を使ったポリエステル樹脂を開発 ユニチカが世界初
ユニチカは2024年6月20日、金属を使用しない触媒を用いたポリエステル重合技術を開発し、世界で初めて工業化技術を確立したと発表した。 同社はこれまでに培った重合技術を生かし、非金属触媒を用いて従来の触媒と同様の重…詳細を見る -
酸化反応で溶けた後、再び自然に固まる不思議なゼリー状物質を発見 岐阜大
岐阜大学は2024年6月21日、山形大学との研究グループが、酸化反応によって溶けて水溶液状態になった後、自発的にゼリー状態に戻る新たな物質を作り出したと発表した。アミノ酸誘導体型分子から形成された水系のゼリー状物質で、医…詳細を見る