カテゴリー:電気・電子系
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人工の葉が風に吹かれると電力発生——樹木を模倣した形状の風力発電デバイス
アイオワ州立大学の研究チームが、綿花の枝葉を模倣した風力発電デバイスのプロトタイプを作製した。このデバイスは、人工の葉が風に吹かれたときに生じるピエゾ圧電効果で発電する仕組みだ。風力タービンを代替するほどではないが、家電…詳細を見る -
東大など、レーザー光の偏光の制御で電子のスピンを自在に操作できることを実証
東京大学とお茶の水女子大学は2017年2月24日、レーザー光の偏光の制御によって電子のスピンの向きを自在に操作できることを実証したと発表した。研究成果はスピン偏極電子源の設計・開発をはじめ、スピントロニクスや量子コンピュ…詳細を見る -
磁場が超伝導を強化する——東北大、従来と異なる超伝導発現メカニズムを解明
東北大学金属材料研究所は2017年2月21日、ウラン化合物強磁性体(UCoGe)の超伝導発現メカニズムを解明したと発表した。極限環境下で物性実験を実施し、UCoGeでは磁場によって超伝導が強化されることを明らかにしたとい…詳細を見る -
赤外線を電気エネルギーに——ポーラロン励起を利用する新原理のペロブスカイト太陽電池
ヘルムホルツ協会ドイツ電子シンクロトン(DESY)に集まった研究チームが、赤外領域の光を電気エネルギーに変換する新型ペロブスカイト太陽電池の基本原理を見出した。実用化への課題はいまだ残っているが、研究がさらに進展すれば、…詳細を見る -
千葉大学、低コストの太陽電池実現につながる分子の自己組織化制御の仕組みを解明
千葉大学大学院工学研究科の矢貝史樹 准教授を中心とした研究チームは、分子の自己組織化を制御する仕組みを解明した。太陽電池などの有機デバイスを新たな仕組みで構築し、低コスト化・大面積化するうえでの指針となるものだという。 …詳細を見る -
東北大と阪大、産廃のシリコン切粉から高性能リチウムイオン電池負極材料を生産する技術を開発
東北大学と大阪大学の研究グループは2017年2月20日、産業廃棄物であるシリコン切粉から高性能のリチウムイオン電池負極材料を生産する方法を開発したと発表した。 シリコン切粉はシリコンウエハ生産時に生産量とほぼ同量発…詳細を見る -
村田製作所、0201Mサイズ静電容量100pFの温度補償用チップ積層セラミックコンデンサを商品化
村田製作所は2017年2月21日、0201Mサイズ(0.25×0.125mm)で、C0G特性、定格電圧25Vdc、静電容量100pFの温度補償用チップ積層セラミックコンデンサを商品化したことを発表した。同社によるとこのサ…詳細を見る -
東大、ボロフェンに質量ゼロの伝導粒子を発見——次世代量子デバイス開発に貢献
東京大学は2017年2月20日、ホウ素の単原子シート「ボロフェン」の中に質量ゼロの伝導粒子を発見したと発表した。これまで、質量ゼロの伝導粒子は原子配列が蜂の巣状の単原子シートにしか生成しないとされてきたが、その配列を持た…詳細を見る -
振動による触覚をフィードバック、厚さ0.35mmと極薄のハプティクス用アクチュエータ
TDKは2017年2月14日、ハプティクス向け「PiezoHaptアクチュエータ」を発表した。ハプティクスとは、力や振動などの皮膚感覚フィードバックで情報を伝達するテクノロジーのこと。開発技術は世界最薄クラスの厚み(約0…詳細を見る -
東大、単一ナノチューブで超伝導を初観測——省エネナノエレクトロニクスの新展開へ
東京大学は2017年2月16日、無機ナノチューブの一種である二硫化タングステン(WS2)ナノチューブに対して、電解質ゲートを用いたキャリア数制御を実行すると、WS2ナノチューブの電気伝導性を制御できること、電子を多量にド…詳細を見る