タグ:学術
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空気と電気で推進するプラズマジェットスラスターのプロトタイプを発表――航空機にも電動化の波
武漢大学の研究チームは、航空用ジェットエンジンの電動化を前進させる新しい方法を考案した。空気を圧縮してマイクロ波でイオン化し、発生した高温高圧のプラズマを推進力に利用する。電気のみで推進し、化石燃料に依存しない旅客機につ…詳細を見る -
「スキルミオン」を制御して、高速、大容量、小型のデータストレージを実現する
ニューヨーク大学の研究チームは、次世代のデータストレージ技術として注目されている「レーストラックメモリ」の性能向上につながる研究結果を発表した。「スキルミオン」と呼ばれる微小な磁気渦をデータの担い手とすることで、省電力、…詳細を見る -
水素をエネルギーとする鉄鋼商業生産の実証に成功――二酸化炭素の排出を大幅に削減
スウェーデンの鉄鋼メーカーOvako ABは、鉄鋼の商業生産において史上初めて、液化ガスなどの化石燃料の代わりに、水素ガスを活用する可能性についてチャレンジした。その結果、水素ガスを簡便かつ柔軟に使用でき、鉄鋼製品の特性…詳細を見る -
漁業用に十分な強度を持ちながら、紫外線で速く分解するプラスチックを開発――プラスチックによる環境汚染対策
海洋環境で十分な強度を持ちつつ、紫外線によって分解する新しいポリマーが開発された。この研究はコーネル大学によるもので、2020年3月30日、『Journal of the American Chemical Societ…詳細を見る -
体温で発電するウェアラブルデバイスも――熱電発電デバイス向け導電性プラスチックの研究 名古屋大学
名古屋大学は、IoTデバイス向けの体温を利用した発電デバイスの開発へ向けて、その有望な材料である導電性高分子の重要な特性を解明したと発表した。ポリマー内の原子鎖の捻れがほどかれることで、導電性が向上することを示すもので、…詳細を見る -
スマートウォッチで心臓病ケア――モバイルヘルス技術による統合ケアで心房細動患者の再入院率低減を実証
スマートウォッチなどのモバイルヘルス(mHealth)技術を用いた心房細動(AF)ケアが、再入院や血栓症などを引き起こすリスクを軽減することが示された。この研究は、リヴァプール大学およびLiverpool Heart &…詳細を見る -
電気刺激で距離を伝えるロボット手術支援システムを開発――手術で精密にロボットアームを使う
脳や髪の毛のように細い血管など繊細な組織の手術を行う際は、「確かな手」と常にクリアな視界が重要だ。外科用カメラによって手術中の術者の視界は改善しているが、確かな手はいまだ向上していない。手術支援ロボットのような新しい外科…詳細を見る -
環境にやさしい太陽電池向け新素材を発見
レンセラー工科大学の研究チームは、これまで太陽電池への使用が検討されていなかった新材料である鉛フリーのカルコゲナイドペロブスカイトが、一般的に候補とされている他の材料よりも安全かつ効果的に機能する可能性があることを実証し…詳細を見る -
セラミックの超高速高温焼結法を開発――通常の焼結よりも1000倍高速
メリーランド大学の研究チームが、新材料創製のスクリーニングに向けて、セラミック材料の超高速高温焼結方法を発明した。従来の焼結炉を利用した製造方法では数十時間を要するプロセスを、板状カーボン材料の急速抵抗加熱により数秒の処…詳細を見る -
金属を「食べて」作動するロボット――金属空気電池による環境発電で電力供給する技術
ペンシルベニア大学の研究チームが、日常環境に存在する金属表面を探して、空気との間で金属空気電池を形成することにより、小型ロボットやデバイスに電力供給する仕組みを考案した。金属空気電池の金属負極を自ら持たず、周囲にある金属…詳細を見る