タグ:Nature
-
EV向けにゴムベースの固体電解質を開発――リチウムイオン電池の安全性を高める
米ジョージア工科大学らの研究チームは、電気自動車(EV)のバッテリー向けに、コスト効率が高く、安全な固体電解質材料を開発した。エラストマーを3D構造にすることで、イオン伝導性や機械的安定性を高めている。研究結果は、202…詳細を見る -
深層強化学習により、核融合炉のプラズマ制御に成功
イギリスのAI企業DeepMindとスイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)は、AI技術のひとつ「深層強化学習」を利用して、核融合炉内の高温プラズマの位置と形状を制御する方法を開発した。EPFLのスイスプラズマセンター…詳細を見る -
スチールよりも強くて軽量――MIT、2次元ポリマーを合成する新たな重合プロセスを考案
MITの研究チームが、2次元シート状ポリマー材料を合成する、安定性と量産性に優れた新しい重合プロセスを考案した。溶液中で2次元状に自己組織化する重縮合反応を利用し、非常に安定した強固な2次元構造が得られるため、軽量で耐久…詳細を見る -
レアメタル供給不足の解消も――MIT、低コストでクリーンな選択的分離法を開発
MITの研究チームが、鉱物資源やリサイクル材からコバルトやリチウム、レアアースなど貴重なレアメタルを選択的かつ経済的に分離する新プロセスを開発した。固体状態の硫化反応を活用し、金属酸化物の混合状態から特定金属の硫化物を選…詳細を見る -
太陽光と大気からカーボンニュートラルな燃料を生成する技術を開発――燃料精製プラントの最適な立地は砂漠地帯
スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHチューリッヒ)は、太陽光と大気からカーボンニュートラルな輸送燃料を製造できるプロセス技術を開発したと発表した。この研究は、同大学が独サステナビリティ上級研究所(IASS)と共同で行…詳細を見る -
木材由来の新材料で、リチウムイオン電池の出力/安全性を向上 米ブラウン大学など
高出力で、より安全な固体材料を用いたリチウムイオン電池の研究が進められている。米ブラウン大学とメリーランド大学の共同研究チームは、「木」というこれまでにない材料から固体電池の材料を開発した。この研究成果は2021年10月…詳細を見る -
形状記憶セラミックス開発に向け、材料設計指針を検討
ドイツのキール大学とアメリカのミネソタ大学の共同研究チームが、将来的に形状記憶セラミックスの開発に繋がる可能性のある、「可逆的なマルテンサイト変態」を発現する材料設計指針について基礎的な知見を明らかにした。Zr系酸化物セ…詳細を見る -
半導体設計に革命をもたらす脳から着想を得たメモリデバイスを開発
従来の論理回路や演算回路デバイスはあらかじめ定義された動作をトランジスタと配線の組み合わせで実現している。シンガポール国立大学(NUS)の物理学者たちは、国際的な研究チームとともに、優れた記憶再構成能力を持つ新しい分子メ…詳細を見る -
鎖帷子(くさりかたびら)がヒント――圧力に応じて硬さが変わる素材を開発
カリフォルニア工科大学らの研究チームは、粒状の部品を鎖帷子のようにつなげて、外力によって柔らかくも硬くもできる素材を開発した。自重の50倍以上の重さを支えることができ、医療用サポーターや橋梁への展開が期待できる。研究結果…詳細を見る -
1nm以下の微細化を目指して――MITら、半金属と2次元単層半導体の超低接触抵抗を実現
マサチューセッツ工科大学、国立台湾大学、半導体製造受託企業であるTSMCらの共同研究チームは、半金属のビスマスと2次元単層半導体の遷移金属ダイカルコゲナイド(TMD)間の超低接触抵抗を実現した。1nm以下の超微細プロセス…詳細を見る