カテゴリー:技術ニュース
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高速カメラにより製造ラインの検品作業を効率化する物体認識技術を開発――製品への異物混入防止や品質の均一化に貢献 NECと東大
NECは2019年3月28日、東京大学の研究グループと共同で「高速カメラ物体認識技術」を開発したと発表した。NECの画像認識技術と東京大学の持つ高速移動物体の追跡技術を融合したもので、高速カメラで撮影された毎秒1000フ…詳細を見る -
空気を通して音を94%カットするノイズキャンセラー構造を開発
ボストン大学の研究者らが、空気の流れを妨げずに音だけを消せる開放型のノイズキャンセリング構造を3Dプリンタで作製した。ノイズを94%削減でき、人の耳で知覚できないレベルにまで小さくできるという。ドローンのファンや空調シス…詳細を見る -
電気で「呼吸」するバクテリア――環境汚染除去やエコ発電への応用も
ワシントン州立大学(WSU)の大学院生Abdelrhman Mohamed氏は、電気を食べて呼吸するバクテリアを求めて、米ワイオミング州にあるイエローストーン国立公園を探索した。 Mohamed氏らは、ハートレイク…詳細を見る -
最高速の電子検出器を開発――原子スケールでビッグデータを得る
電子顕微鏡の進歩は、ナノスケールの世界の新しい窓を開き、今までにないほど広範囲のサンプルに焦点を合わせることを可能にした。しかし、現在の電子顕微鏡は、顕微鏡の電子ビームがサンプルと相互に作用するときに発生する情報のほんの…詳細を見る -
自称“AI”企業の実態――EUの「AIスタートアップ」の4割がAIを活用せず
近年、AIを企業価値の中心に据える企業が増えている。AIスタートアップの比率も、2013年では50社中1社だったのに対し、現在は12社に1社となっている。しかし、英MMC Venturesの調査によると、EUのAIスター…詳細を見る -
鉄触媒を用いて、炭素-水素結合を1段階で炭素-炭素結合に変換する手法を開発――有機エレクトロニクス材料の効率的な合成が可能に 東大
東京大学は2019年3月26日、ベンゼンなど炭化水素の構成要素である安定な炭素-水素結合を、温和な条件の下で鉄触媒によって、1段階で炭素-炭素結合に変換する手法の開発に成功したと発表した。この反応を用いれば、2種類の異な…詳細を見る -
次世代電子デバイス「マグノンデバイス」のノイズ特性が明らかに
電子デバイスが実用的な用途に使えるのか、特にノイズ特性は重要な指標だ。カリフォルニア大学リバーサイド校の研究チームは、次世代電子素子として注目を集めるマグノンデバイスのノイズに関する考察を行い、実用化に向けた重要な一歩を…詳細を見る -
インクを使わず水滴を虹色に――光の全反射をコントロールして水滴を発色させる方法を発見
マサチューセッツ工科大学(MIT)とペンシルバニア州立大学(UPenn)の研究者らが、透明の水滴がインクや染料なしに、虹のように発色することを発見した。水滴内部での光の全反射によるもので、水滴のサイズや曲率などの条件によ…詳細を見る -
有機太陽電池の光電変換効率向上に応用可能な、有機半導体pn接合の整列に成功 東京理科大など
東京理科大学は2019年3月25日、分子科学研究所、高輝度光科学研究センターと共同で、有機半導体pn接合において、分子を高度に整列させることで電子が素早く動ける波動的な状態になることを実証したと発表した。この発見は、有機…詳細を見る -
金属導体へ高耐熱、高絶縁樹脂をコーティングする電着技術を開発――従来より複雑な形状にも対応 三菱マテリアル
三菱マテリアルは2019年3月25日、電気自動車のコイルデバイス向けに、金属導体へ高耐熱、高絶縁樹脂をコーティングする電着技術を開発したと発表した。 電気自動車やハイブリッドカー用のパワーインダクターやリアクトル、…詳細を見る