カテゴリー:化学・素材系
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光の強さで色の濃さが変わる調光コンタクトレンズ
屋内では無色透明、屋外では紫外線の量に応じて発色する調光レンズ(フォトクロミックレンズ)の歴史は古く、1966年に米Corning社から発売されたガラス調光レンズ「PhotoGray」に始まる。1964年頃にCornin…詳細を見る -
転がり軸受用のバイオマスプラスチック保持器を開発――120℃レベルの高温環境下でも使用可能 日本精工
日本精工は2021年9月28日、転がり軸受用のバイオマスプラスチック保持器を開発したと発表した。 同製品は、バイオマスプラスチックに100%由来した耐熱樹脂保持器で、DSM社のトウゴマを用いたバイオプラスチック「E…詳細を見る -
MITがアルミスクラップと水から水素燃料を作る手法を考案
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、アルミニウムスクラップと水を用いて、クリーンな水素燃料を作る手法を考案した。ガリウム(Ga)とインジウム(In)から構成される液体金属をアルミニウム(Al)結晶粒界に拡散…詳細を見る -
コバルトフリーなリチウムイオン電池正極の高電圧作動に成功――新規フッ化物固体電解質のコーティング技術を開発 東北大学
東北大学は2021年9月27日、コバルトフリーなリチウムイオン電池正極の高電圧作動に成功したと発表した。 現在、リチウムイオン電池の正極にはコバルトが使用されている。電気自動車などの市場拡大によって2030年までに…詳細を見る -
電子廃棄物からリサイクルされた東京2020大会のメダル
携帯電話などの電子廃棄物は、全世界で毎年5000万トン発生していると言われている。これらの廃棄時に排出される有毒ガスは地球環境に被害を与え、国際的な問題となっている。その一方で、電子廃棄物にはレアメタルなどの有用資源が含…詳細を見る -
消費エネルギーを4分の1に削減、濃縮率を2.4倍向上する正浸透膜法向け浸透圧物質を開発 東芝
東芝は2021年9月22日、水溶液に含まれる成分や物質(有価物)を抽出する濃縮技術として、従来の濃縮方法に対して4分の1の消費エネルギーと、2.4倍の高濃縮率を両立する正浸透膜法向けの浸透圧物質を開発したと発表した。濃縮…詳細を見る -
プラスチックごみを食用タンパク質へ――バクテリアと熱を使った「食料製造機」
プラスチックごみ問題と食糧問題は、ともに人類が抱える重要課題だ。この2つの課題を同時に解決する画期的なアイデアで、イリノイ大学教授のTing Lu氏とミシガン工科大学准教授のSteve Techtmann氏は「Futur…詳細を見る -
従来品より高電圧、高出力の硫化物系コイン形全固体電池を開発 マクセル
マクセルは2021年9月16日、硫化物系固体電解質を採用し、従来の全固体電池よりも高出力かつ高電圧に特化したコイン形全固体電池を開発したと発表した。同年11月からのサンプル出荷を予定しており、同社は高電圧と高出力に特化し…詳細を見る -
半導体の非破壊評価の精度を10倍以上に――高精度テラヘルツエリプソメトリを改良 大阪大ら
大阪大学は2021年9月15日、同大学のレーザー科学研究所と日邦プレシジョンなどの研究グループが高精度テラヘルツエリプソメトリと呼ばれる光学技術を改良し、窒化ガリウム(GaN)ウエハに対する非接触/非破壊による検査の精度…詳細を見る -
人々により安全な飲料水を――MIT、水から効率的に重金属を除去する方法を考案
マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、グラフェンを利用して飲料水から有害な重金属を効率的に除去する方法を考案した。繰り返し利用可能な酸化グラフェンフォームを開発し、電解析出法を利用して水に含まれるウランの結晶…詳細を見る